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女に目覚めて行く妻、その54、妻に興奮しない。

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女に目覚めて行く妻、その54、妻に興奮しない。

真っ暗な部屋の中で薄明かりに照らされた、

久しぶりに見る自分の妻の裸体は

どこか以前の妻のようには見れずに、目をそらす私でした。。

すらっと伸びた長い脚、年齢の割には引き締まったウエスト、

そして大きくはない少し膨らんだ程度の乳房、

時々私の目に飛び込むその姿はとても綺麗に見えました。

「どうして目をそらすの?私の身体を見るのも嫌?」

「そんなことはないよ。ただ長い間見ていなかったから」

私がそう言うと妻は、

生まれたままの格好で私の寝ている横にそっと入って来ました。

そして黙ってじっと天井を見つめている妻でした。

「まゆみ?どうして抱いてなんて言うんだ?」

「・・・・・・・」

「俺はそんなつもりで今日ここへ泊めてもらった訳じゃない」

仰向けに寝ていた妻が私のその言葉を聞いて私の方を向き、

私を見つめていました。

「パパは私を抱けないでしょ?」

「そんなことはわからないよ」

「だったら抱いてよ。抱きたくないでしょ?」

「まゆみは心底、俺に抱いて欲しいと思ってるのか?」

「思ってるよ・・・だからこうして・・・」

「本当に?」

「うん・・・」

「すまない。その気にならないんだ・・・

まゆみが嫌じゃなくって」

「私が軽い女だからでしょ・・・・」

「そんなんじゃないよ・・・」

私がそう言った瞬間に妻は私に抱き付いて来ました。

「お願い抱いてよ・・・」

そう言って私の愚息を愛撫し出す妻でした。

私のトランクスの中に手を入れて来て、

私のまだ小さな愚息を愛撫し出しました。

妻の愛撫の仕方すら、

どこか私の知っている頃の妻とは違う気がしました。

なかなか大きくならない私の愚息を妻は起き上がり、

自分の口で愛撫し始め、私の袋から、

そして時々乳首まで愛撫をする妻の動作一つ一つが違って

感じる私はどれだけ妻の愛撫を受けても私の愚息が大きくなることは

ありませんでした。

いくら自分の口と手を使っても大きくならない私の愚息に

痺れをきらせたのか、妻は片手で私の袋とアナル、

そして愚息とを順番に優しく撫でるように愛撫しながら私に言いました。

「パパは本当に私のこと嫌だって思ってるんだね・・・」

「・・・・・・」

「身体は正直だよ・・・・」

「そんなことないって」

「ううん・・・いいよ無理しなくっても」

「無理なんかしていないって」

「だって・・・わかるんだ・・・」

「何を?」

「パパは興奮してないって・・・・」

「・・・・・・」

「嫌だよね・・・こんな女」

「そうじゃないって・・・じゃぁ まゆみはどうなんだよ?」

「何が?」

「興奮してるのか?」

「してるよ・・・・触ってみてよ」

私の手を取り自分の股間へと導く妻でした。

久しぶりに触れる柔らかい妻の陰毛の

感触は懐かしい気がしました。

そして導かれるまま妻の淫唇に私の指が導かれたとき、

妻のその部分はすでに熱くなりヌルヌルした愛液で満たされていました。

「興奮してるでしょ?」

「あぁ」

「俺、自分でもよくわからないんだよ・・・」

「何がわからないの?」

「今まではまゆみが他の男に抱かれたって聞くだけで、

凄く興奮したんだ」

「・・・・・・」

「けど今・・・まゆみが俺を感じさせようとしてくれた一つ一つが

前と違うって思っちゃうんだよ」

「かわってないと思うけど・・・」

「いや・・・変わってるよ。まゆみが気が付かないだけだって」

「そう?そんなことないよ。パパがそんな風に思うからだよ」

妻は私に背を向けてそう言いました。

「わかんないんだよ・・・

本当にどうして興奮しないのかが・・・」

「嫉妬もしない?」

妻は寂しそうにポツリと私に背を向けたまま、そう言いました。

「まゆみが行きずりの男にどんな風に抱かれたって聞きたいって

思う気持ちが無いって言えば嘘になる・・・

けれどそれを想像すると・・・」

「興奮しないのね・・・」

「嫌なのかどうなのかさへ、自分でもわからないんだ」

「ごめんなさい・・・」

「まゆみが誤ることないって・・・

まゆみは俺とセックスできるのか?」

「出来ると思う・・・たぶん・・・」

「本当に?」

「でも・・・・前とは少し違うかな・・・」

「前と違う?」

「うん。前までなら上手くいえないけれど、

エッチしたいって気持ちじゃなくって・・・」

「今はエッチな気持ちなのか?」

「ううん。そうじゃないけど・・・ぎゅっと抱きしめて欲しいって

思う気持ちの先にエッチがあったように思う」

「今は違うだろ?」

「うん・・・違うね・・・」

私に背を向けていた妻が、私の方へ向き直り、少し私によりそって来ました。


「エッチしなくっていいじゃないか?」

「うん・・・パパがそれでいいのなら・・・私はいいよ」

「うん」

妻はベットから出て下着を取りそれを身につけ、

そしてTシャツを着て、そのままトイレへと立ちました。

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女に目覚めて行く妻、その53、私はパパが思ってる様な誰とでも寝る女なの!汚い女なのよ!








女に目覚めて行く妻、その53、私はパパが思ってる様な誰とでも寝る女なの!汚い女なのよ!

それから何もお互い話をせずに、

どれくらい時間が経ったのかわかりませんが、

私の頭の中では色んな葛藤が駆け巡っていました。

妻の方はシクシクと泣きながらもその場に倒れこんだままでした。

私はあえて妻と出合ってからのことを思い浮かべました。

シーンと静まりかえった妻の部屋で、

倒れこみ泣きじゃくる妻を見ながら・・・

妻と出会って、すぐに娘達が生まれて、

必死に自分のことも気にせずに娘達を育ててきた妻の様子や

その時々の娘達の様子を回想シーンのように私の頭のなかで浮かばせながら

自分の気持ちを落ち着かせようとしました。

なんの愚痴を言う訳でも無く、自分の事など気にもせずに、

私と娘二人の為にだけ必死に家事をこなし、

家庭を守って来てくれた妻。

空気のような存在の妻が家を出て行ってから

妻の有り難さを始めて痛感した私。

そして・・・今妻の口から聞かされた信じられない行動を告白した妻。

どれもが現実の妻と私の姿でした。

私は自分自身に言い聞かせるように口を開きました。

「まゆみ・・・そんなに辛かったのか・・・」

私がそう言った瞬間に起き上がり泣きながら、

私の前に正座をする妻でした。

「忘れたかったんだ・・・」

「・・・・・」

「もし俺がこのまま怒って帰っていれば、また会うかもしれないよな」

「・・・ううん。もうそんなことはしない・・・」

「わかんないだろ!嫌なことがあれば逃げ出すために

セックスしに行ったんだろ!」

「・・・・・」

「そいつとのセックスで嫌なことを忘れられるから快感だったんだろ」

「・・・・・」

「ケンジとのセックスでは満たされないからだろ」

「・・・・・」

「どうんなんだよ!黙っていてもわからないだろ」

妻がゆっくりと話し始めめした。

「そうかもしれない・・・いつもいつもあなたの事や、

あの娘達の事、そしてケンジの事ばかり考えてた」

「・・・・・・・」

「辛くって・・・辛くって・・・毎日考えるのが辛かったの」

「・・・・・」

「ダメだって解っていても・・・あの日のことを思い出して・・・

電話して・・・遭ったの」

「その時だけは忘れられたんだろ?」

「・・・・うん。けど家に帰ってくると・・・もっともっと落ち込んだ」

「当たり前だろ・・・」

「・・・・うん」

「まゆみ?今晩泊まってもいいか?」

「え?」

「まゆみが嫌でなければ俺をここに泊めてくれ」

妻は大きな眼をまん丸にして私のその言葉に驚いたようでした。

「ダメか?」

しばらく何かを考えて俯いたまま、私を見ることは無く

「パパがそう言うなら・・・・」

私は妻の部屋に泊まることにしました。

「あの娘達に連絡はしないでいいの?」

「遅くなるときは朝方になることもあるけど、

朝心配するといけないからもう少ししてからメールしておくよ」

「そう・・・・」

妻は少し不安げな表情を浮かべて机の上の空になった缶ビールを

台所の方へ持っていきました。

私が泊めてくれと言ってから口数が極端に減った私と妻でした。

「そろそろ寝ようか?」

私は二人でテレビを見て何も話さない妻にそう言うと妻は

「私はここで寝るから・・・」

と机の上のモノを片付け出しました。

「ベットで二人で寝れないか?」

その言葉を恐れていたかのように妻の動きが一瞬止まりました。

「お風呂に入らないの?」

私のその問いかけを避けるように妻は私からの視線を

合わせないように片付けながらそう問いかけて、台所へと。

「入ってもいいかな?」

私がそう言うと「いいよ。シャワーでいい?それともつかりたい?」

「うん。シャワーでいいよ」

「そう?じゃぁバスタオル出すね」

そう言って小さなタンスからバスタオルを出して私に渡してくれました。

私が風呂場へと向かおうとしたときに「着替えないでしょ?」と聞いてきたので、

「別にいいよ。このままで」と答えると

「パンツくらい履き替えないと。さっきコンビにで買ってくればよかったね。

今から買ってくるよ」

「いいって。今度は俺が行ってくるから」

私はそう言って脱ぎ掛けたシャツをもう一度着なおして

コンビニへと向かいました。

妻の部屋を出て、コンビニまで行く間、

私は娘達に会社の同僚とサウナに泊まるからとメールを打ちました。

コンビニに着くまでに二人の娘から直ぐに返事が帰って来ました。

(何かあったんじゃないよね)

娘二人は本当に同じ内容のメールを私に返信してくれました。

つくずく二人の娘に心配をかけていることを痛感し、

二人の娘に

(何もないよ。同僚とゆっくり風呂につかりながら話をしたいから。

朝には帰るね)と嘘の返信をしました。

直ぐに二人から殆ど同時に(わかった。おやすみ)

とメールが帰って来ました。

コンビニで自分のパンツを買って妻のアパートへ戻った私は、

風呂場に行き、シャワーから勢い良く出る少し温目のお湯を

頭から被りながら、

自分自身に嘘を付かずに妻と向き合えるようにと願う私でした。

「お先に入らせてもらったよ」

と風呂から出て妻にそう言うと妻は「じゃぁ私も入るね」

といい私に隠すようにバスタオルでタンスの引き出しから自分の

着替えを出して風呂場へと行きました。

自分の妻がただ風呂へ入りに行っただけの事で

コレだけ気を使うことなんて、今までありませんでした。

今までなら私も素っ裸で風呂から出てきて、

うろうろしていたのにその時はきっちり着ていた服を着てから、

妻のいるところに戻りましたし、

妻もまたジャージに着替えて髪の毛をタオルで拭きながら

風呂場から出て来ました。

風呂から出てきて妻が出してくれた缶ビールを呑みながら

テレビを見ている私の横に、妻も冷蔵庫から缶ビールを

出して来て座りました。

何も話さない私と妻。

ただテレビの音だけがしている部屋でした。

しばらく何もしゃべらずに、ビールを呑みながらテレビを

見る私と妻でしたが、ビールを呑み終えた私がもう一度妻に

「そろそろ寝るか?」と問いかけると妻は、

「はい」と一言だけ返事して開いた缶ビール二つを

台所に持って行きました。

「ダブルじゃないから狭いかもだよ」

「いいよ。俺が奥に寝ればいいかな?」

「どっちでもいいよ」

夫婦とは思えないよそよそしく

、まるで初めて彼氏が彼女の部屋に泊まったときのようでした。

私が先にベットへ仰向けに寝ると電気を消してから妻が

そっと私の隣に入って来ました。

「何か緊張するな・・・」

「うん・・・そうだね」

妻は私に背を向けてそう答えました。

「まゆみ?俺が嫌か?」

「・・・・・・」

「そんなにこうして一緒に寝るの嫌か?」

「そんなことないよ」

「そっか・・・」

「うん」

「じゃぁ戻ってくればいいじゃないか。

こうして寝るのと何も変わらないだろ?」

「・・・・・」

「色んなことを考えれば考えるほど、辛くなるだけじゃないかな?」

「そうだけど・・・・けど」

「けど何だよ?」

「今までのようには出来ないよ・・・」

「そうする必要ってあるのかな?」

「だって・・・パパは嫌でしょ?」

「嫌って言うよりもまゆみが居ない方が俺は嫌かな・・・」

「こんな私だよ?」

「どんなまゆみなんだよ・・・どこか変わったか?」

「・・・・・・・」

「まゆみが俺を生理的に受け付けないのならこうして一緒に

寝れないだろ?今苦痛か?」

「苦痛じゃないけど・・・」

「それがただの情で苦痛じゃないかもしれないけど・・・

嫌だと思う奴とはこうして一緒に寝れないだろ?」

「・・・・・・」

「俺も一緒に寝れるかどうかって思ったけどさぁ・・・

苦痛じゃない」

「そうなんだ・・・・」

「うん。まゆみがしたこと考えると叫びたくなるほど悔しくって、

辛くって仕方ないよ」

「・・・・・・」

「けど・・・まゆみをそうさせたのも俺だから・・・」

「パパだけのせいじゃないよ」

「正直に言うと・・・」

「うん。何?」

「今、まゆみを抱けるかっていうと抱けないと思う・・・」

「・・・・・・」

「まゆみだって同じだろ?」

「・・・・・・」

「前までの俺ならきっと・・・

まゆみがどんな風に抱かれたんだろって思ったと思う」

「うん」

「けど・・・今は抱かれたってこと忘れたいくらいかな・・・」

「・・・・・・」

「まゆみを以前のように信頼できるかって聞かれれば、

うんとは答えられない」

「・・・・・・」

「それもまゆみと一緒だと思う」

「ううん・・・私はパパを疑ったりはしないよ

「それって、まゆみ以外の女とってことだけだろ?」

「そんなことないよ・・・パパに裏切られたなんて思ってないから・・・」

「じゃぁ・・・どうして・・・したんだよ・・・」

「・・・・・・」

「どうして・・・抱かれたんだよ」

「ごめん・・・・」

「俺は辛くってもまゆみ以外の女に逃げたりしない」

「・・・・・・・」

「どうして・・・・どうしてまゆみは・・・

抱かれるんだよ・・・悔しいよ・・・」

怒りよりも悔しさしか、そのときはありませんでした。

自分の愛する妻が、ただ嫌なことを忘れるために好きでもない男に

抱かれたことに悔しくて仕方ありませんでした。

そんな私に妻がこう言って来ました。

「じゃぁどうしてパパは私を自由にさせたの?

どうして他の男の人に抱かれて来いなんて言ったの?」

「それは・・・・」

「どうしてパパだけにしてくれなかったの?嫌なら・・・・」

「嫌じゃなかったよ」

「嫌じゃなかった?じゃぁどうして悔しいの?」

「どうしてって・・・」

「それって・・・自分の妻が軽い女って思うからでしょ?

私が軽い女ってことに耐えられないんでしょ?

だから悔しいのでしょ?」

「・・・・・・」

「私を軽蔑してるのでしょ!」

妻が少し声を荒げてそう私に言います。

「だからパパと一緒に入れないの・・・

そう思ってるって私にはわかるから!」

「・・・・・・」

「汚い女って思うから抱けないのでしょ!!

パパがそう思ってるから・・・だから・・・だから」

感情をむき出しにして私にそう言う妻でした。

「そんなのわかってるさ!自分でも嫌になるくらい! 

まゆみに言われなくっても!」

「じゃぁどうして戻って来いなんて言うのよ!!」

「自分でもわかんないさ!許せないって気持ちもあるってことも」

「じゃぁどうしてそんなこと言うのよ!そんな簡単に!」

その時の妻の表情は今でも忘れません。

私が始めて見た、憎しみをも持つような表情で私に

怒鳴るようにそう言いました。

「わかってくれよ・・・・」

「何をわかれって言うのよ!

私はパパが思ってる様な誰とでも寝る女なの!汚い女なのよ!」

「・・・・・・」

「好きでもない男に抱かれて喜ぶ女なの!だから・・・

もう戻れないの!」

「・・・・・・」

「わかったでしょ!」

「まゆみ・・・本気でそう言ってるのか?」

「本気だって!パパが思ってるような女じゃないの!

それくらいわかってるでしょ!」

「わかってるさ・・・・けど・・・」

「けど何よ・・・もういいって・・・」

妻の声が小さくなりました。

「いいことなんかないって・・・」

「無理だよ・・・パパ」

「無理なんてことないんだよ」

「もういいから・・・これ以上憎しみ合うのは嫌だ」

「憎しみ合ってないだろ・・・」

「一緒にいると・・・ずっとこんなことで言い合いになるんだよ。

お互い自分が制御できなくなって」

「まゆみはそんなに簡単に終わりにできるんだ・・・・」

「・・・・・・」

「何度も何度も考えても・・・俺には出来ないんだよ」

「私だってあの娘達のこと考えるとパパと暮らす方がいいって思う・・・

けど・・・きっと毎回こんなことで言い合いになるって」

「まゆみはケンジがいるからそんなに簡単に割り切れるんだろ?」

「ケンジにも話すよ。パパに今日話したこと」

「・・・・・・」

「ケンジもパパと同じ思いすると思う・・・

だから御終いにしようって思ったの」

「そっか・・・・」

「そうよ・・・」

「俺は・・・俺は諦められない・・・」

「・・・・・・」

「何度も何度もまゆみを・・・嫌いになろうと思っても・・・・

なれないんだよ」

「・・・・・・」

「どれほど嫌いになれれば楽かと思ってるよ・・・

けど・・・出来ないんだよ!」

「・・・・・・」

「まゆみが苦しんでるように俺も苦しんでるんだ・・・

まゆみがしたこと許せなくっても・・・汚い女だって思っても・・・

嫌いになれないんだよ・・・」

「・・・・・・」

「そんな俺どうすればいいんだよ・・・・」

「・・・・・・」

それが私の本音でした。

そして妻も同じように私に言ったことがそのときの本音だったと思います。

しばらく何も言わなくなった私と妻でしたが、

妻が起き上がりベットから出てベットの傍に

立ちゴソゴソとしだしました。

真っ暗な部屋の中を目を凝らしてゴソゴソする妻を見たとき妻は

着ているものを全て脱ぎ、私を見下ろすようにこういいました。

「パパがそこまで言うなら私を抱いてみてよ」


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女に目覚めて行く妻、その52、悔しさで知らないうちに涙がこぼれていました。









女に目覚めて行く妻、その52、悔しさで知らないうちに涙がこぼれていました

妻がケンジと私とも距離を置くと言ってから1週間ほどが経ちましたが、

妻からは何も言ってくることも無く、

娘達が一度妻と一緒に夕食をとったときに娘達から妻は

元気にしていると聞いたくらいでした。

妻が娘達の母親とし、もう一度やり直そうとしてくれたことを

私は感謝しましたし、

妻をなんとか家に戻って来れるように願う毎日で、

一度妻と話をしなければと思っていました。

ある金曜日の夕方でした。仕事で得意先から直帰することになったとき、

妻の住む近くを通って帰るので一度妻と話をしようと思い、

妻の携帯に電話を入れました。

何度か呼び出し音を鳴らして待ちましたが、

留守番電話になってしまいました。

私の頭中に一瞬、まさか・・・ケンジと。

いや、私にあの日言った妻の言葉は間違いないであろうと

思う気持ちもありましたが、

やはり疑う気持ちもありました。

そう思った瞬間、いてもたってもいれずに、

私は妻の住むアパートへと向かいました。

妻のアパートのドアの前までくると私の心臓は激しく鼓動し、

インターホンを押すのを辞めようか迷いましたが、

緊張しながらもインターホンのボタンを押しました。

ピンポーン・・・呼び鈴が鳴りますが妻が出て来る気配はありません。

もう一度インターホンを押してみました。

やはり妻は出て来ませんでした。

震える手で玄関のドアノブを廻してみましたが、鍵がかかっていました。

そっと耳を澄ましても中から物音は聞こえてきませんでした。 

張り詰め緊張していた気持ちが一気に収まっていくのが解りました。

耳を澄ましたときに、中から妻の悩ましい声でも

聞こえてくればどうしようかと・・

・一人そう思っていた私でした。

まだ仕事から戻ってきていないのかと思い、

妻の玄関のドアに背を向けて帰ろうと振り返ったときに

通路の向こう側から両手に荷物を持った妻が歩いて来ました。

私がいることに気が付いた妻は、照れたような表情で

「どうしたの?」とこちらへ歩きながら私にそう言いました。

「いや・・・仕事の帰りに近くを通ったから話したくって、

電話したんだけど出なかったから・・・」

「そうなんだ。今日、朝急いで出たから携帯忘れたんだよね。

上がっていくでしょ?」

「いいのか?」

「いいよ。私も話をしたかったから」

妻は両手の荷物を置き、バックの中から部屋の鍵を探して玄関を開けて、

私を部屋へといれてくれました。

以前と違って少し落ち着いた気持ちで妻の住む部屋を見回してみると、

綺麗に整頓され最小限度のモノしか置かれていない落ち着いた部屋でした。

ベランダに出る窓のカーテンレールに

吊るされて干されている妻の薄いブルーのブラと

パンティへ私の目が行った瞬間、

「ごめんね・・・こんなところに」

と慌てて下着を取り、片付ける妻でした。

その下着は私が見たこともないモノで、

きっと家を出てから購入したものでしょう。

「そんなに慌てて隠さなくっても」

と私が妻に言うと「だって恥ずかしいじゃない」

と言って買い物してきた食材を冷蔵庫に入れ始めました。

「夕飯まだなんでしょ?」

「あぁ まだだけど」

「食べて行けば?」

「あいつらに連絡しないと、怒られるからな」

「へぇ~怒るんだ。いつも連絡するの?帰りに食べたりするときには」

「あぁ するよ。メールでだけど」

「変わったね(笑)」

「変わったさ。掃除機もかけるんだぞ。それと洗濯もするし」

「私の大変差が少しはわかるでしょ」

そう言いながらテーブルの前に座る私にお茶を出してくれました。

「なんだか久しぶりだな・・・まゆみとこうして話すの」

「そうだね・・・」

「そろそろ戻って来ないか?」

私は唐突に妻にそう言ってみましたが

妻は何も答えませんでした。

それから妻が食事を作ってくれる間、しばらく沈黙がおとずれ、

気まずい雰囲気になりました。

「あ!連絡するの忘れていた!」

私が突然大きな声でそう言うと黙っていた妻も

「怒られるよ。香奈にメールするの?」

「いいや。二人共(笑)」

私は娘二人に仕事関係の人と食事することになって遅くなるから

戸締りをしっかりとしておくようにと、嘘のメールを娘二人に送りました。

妻のところで食事すると送ろうかとも思いましたが、

反対に心配かけるかもと思いそうしました。

有り合わせで出際良く作ってくれた、

久しぶりの妻の手料理は私の空腹感だけではなく、

胸をも一杯にしてくれました。

今まで当たり前のように食べていた、

妻まゆみが作った手料理がこれほど有り難く、

そして美味しく思えたことはありませんでした。

「ご馳走様・・・美味しかったよ」
「何も用意してなかったから、たいした物できなかったけどね」

妻は私の食べ終わった食器を持って流し台へと行き洗い物を始めました。

「荒いものも、洗濯も一人だと簡単に終わるから、楽でいいよ」

「そうだろな・・・今日は俺の分まで増えたけどな」

勿論そんなときでも私は、

今食事をした食器も全てケンジの為に

買ったものを使ったのだろうと思っていました。

食器棚もなく、簡単なカラーボックスみたいなモノに

テーブルクロスの様なモノを垂らしているだけのものでしたが、

そこには2組の食器があるのが見えていたからです。

洗い物を終えた妻はコーヒーを入れてくれ、私の前に座りました。

「話って?」と妻が私にそう尋ねて来ました。

「うん。あれからどうしてるかと思って・・・」

「ケンジとのことでしょ?」

「いや・・・それだけでもないよ」

「パパには悪いけど・・・あれから1回だけ遭った」

「そっか・・・」

「約束破ったようだけど・・・しっかり話はしたよ」

「まぁ俺も今日こうしてまゆみと逢ってるからな」

「そうだね・・・私も話しをしておきたかったから」

「まゆみは俺に何の話し?」

「ケンジと遭ったこととそのとき話したこと」

「どんな話をしたんだ?」

妻は私がそう聞くと「ビールでも買ってこようか?」

と私に笑みを浮かべてそう言いました。

「俺が買ってくるよ」

「いいよ。私が買ってくるから」

「じゃぁ一緒に行こう」

「いいって、いいって、すぐそこだから私が行ってくるから待ってて」

「いいのか?」
「うん」

妻はそう言ってバックを持ちコンビニへと

ビールを買いに行ってくれました。


妻がいなくなって一人で妻が暮らす部屋にいると、

このベットでケンジと・・・そんな思いがこみ上げてきました。

今までなら嫉妬と興奮がこみ上げて来る私でしたが、

そのときはそんなモノはありませんでした。

ただただ悔しさと寂しさだけがこみ上げて、

どうしようもなかったことを覚えています。

そんなやるせない気持ちで妻を待っていると

「このビールでよかったよね?」そういいながら妻が戻ってきました。

「何でもいいよ」

私がそう言うと袋からビールを出して何本かは冷蔵庫に入れて

2本だけ持って来て私の前へと座り私に1本渡してくれました。

「一人だとビールも呑まないから、久しぶりに呑むと美味しいね」

「呑んでないんだ?」

「ここでは呑まないよ」

「俺は毎晩呑んでるけどな」

「あの娘達は大丈夫?」

「なんとか元気にしてるよ」

「そう。よかった」

「ケンジとはどんな話をしたんだ?」

「うん・・・ケンジは納得してくれないから・・・困ってるの、

けど自分の気持ちを全部話して、なんとか解ってくれたと思う」

「そっか・・・ケンジよりまゆみはどうなんだよ?

本当にそれでいいのか?」

「わかんないよ・・・けどあの娘達は悲しませたくないから・・・」

「遭いたいんだろ?」

私がそう言った瞬間、妻の穏やかな表情が厳しい表情に変わって私に

向かって言いました。

「どうしてそんなこと言うのよ」

「どうしてって・・・」

「私がケンジと御終いにするって決めたのに」

「わかってるよ・・・けど・・・」

「けど何よ?」

「ケンジを愛してるだろ?俺より」

「だからそれを御終いにしたいの・・・私は」

「うん・・・解ってるさ。それより戻って来いよ」

「・・・・・・」

「ケンジの方が俺より大事でも、俺はいいから」

「・・・・・・」

「一からやり直せばいいじゃないか・・・二人でもう一度」

「・・・・それが辛いの・・・」

「辛い?」

「うん・・・パパがそう言ってくれるのが一番辛いの・・・」

「俺のことなんてどうでもいいよ。まゆみがその気があれば戻って来いよ」

「・・・・ケンジだけじゃないんだよ・・・パパを裏切ったの・・・」

「わかってるさ・・・」

「いくらどうかしてたって解っていても・・・

家を飛び出してその日に遭った人とだよ?」

「・・・・・うん」

「パパはいつもそうなんだよ・・・

自分は我慢するっていいながら突然怒り出したりするから」

「・・・・・」

「私がパパを裏切ったこと、パパは一生忘れないんだよ?

今日だってそうでしょ・・・

電話に出ないからひょっとしてって思ったでしょ?」

「・・・・あぁ・・・思ったよ」

「でしょ?・・・ずっと私を信用できなくって

何かあれば私のことを怪しむんだよ」

「そんなのわかんないじゃないか」

「ううん。パパは絶対にそう思うって・・・

自分でその気持ちを抑えこんでくれると思うけど・・・」

「けど、また信頼関係を築けばいいじゃないか」

「それができればいいけど・・・ケンジだけなら・・・」

「そんなこと気にするなよ・・・俺は大丈夫だって」

「じゃぁ・・・今から話すこと聞いてもそう言える?」

「何を聞くんだよ?」

「パパだから・・・知っていて欲しいから」

「だから何なんだよ」
「あの日ね・・・寂しくって辛くってどうしようもなかったの・・・

だからどうでもいいような投げやりな気持ちでいたから・・・」

「あぁ・・・わかってるよ」

「話しかけてきた人と一緒にホテルに行って・・・」

「うん」

「だめだって・・・思って・・・最初は嫌だって言ったけど・・・」

「流されてしまったんだろ?誘惑に」

「うん・・・嫌なこと忘れさせてやるって言われて・・・

そして・・・凄く激しかった・・・」

「・・・・・」

「いつの間にか・・・夢中で抱かれている私だった・・・」

「そっか・・・・」

「遊びなれてる人だったから・・・

自分でも信じられない程になって・・・」

「うん・・・」

「何度も求めたの・・・私からよ・・・恥ずかしいことだけど」

「・・・・・」

「気が付くと彼が電話番号とメルアド書いた紙を

寝ている私に渡してくれて・・・

また電話しておいでって・・・いつでも嫌なことがあればって」

「・・・まさか・・・ひょっとしてまゆみ・・・」

「うん・・・電話した」

頭を鈍器で殴られたような衝撃が私を襲いました。

「また違う日に抱かれたんだ・・・」

「・・・・・・うん」

怒りと悲しみが押し寄せて来ました。

「自分から抱かれに行ったんだ・・・」

「・・・・うん」

「ケンジはそのことを知っているのか?」

「ううん・・・話してない・・・」

「どうして隠してたんだよ・・・・どうして今そんなこと言うんだよ・・・」

「・・・だから・・・こんな私でも戻って来いって言ってくれる?」

不思議なくらい今までなら興奮し、

嫉妬して頭が真っ白になってその場で妻を

押し倒して抱いた私でしたが、興奮なんて全く無く、

悔しさと怒りだけがこみ上げて大声で叫びたいほどでした。

「初めて遭った日以外に何度遭ったんだ?そいつとは?」

その言葉を発するのが精一杯の私でした。

少し戸惑いながら下を向いていた妻が顔を上げて私を見つめて

「1回だけ・・・」

「そっか。それからは遭ってないんだな?」

「うん・・・」

「好きとかじゃないんだろ?」

「うん・・・・」

「うん」と答える妻の方が私には辛かったのが率直な思いでした。

「好きでもないのに・・・どうして?」

「・・・・・・・」

「どうしてだよ!! まゆみ!! どうしてお前は・・・」

「パパ・・・・ごめんなさい・・・」


「どうしてなんだよ・・・・どうして・・・・」

私は悔しさで知らないうちに涙がこぼれていました。

座っている自分の太ももを必死に両手で掴みながら、

身体中が震えてくるのが解りました。

そんな私を妻が横に来て私の頭を抱きしめました。

「ごめんなさい・・・」何度もそう言いながら。

「触るなよ!!」とっさに私の口からその言葉が出て、

妻を跳ね除けていました。

妻はその場に倒れこみ泣き崩れました。












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瀬戸 龍一

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