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あなたならどうする、その6、別れないでくださいね









あなたならどうする、その6、別れないでくださいね

家に帰った時、妻は明るく「おかえり!」と出迎えた。

私「話しがあるから風呂から出るまで起きててくれ」

妻は強張った顔で風呂から出て来た私を見ていた。

私「一昨日の事、俺も色々考えたんだけど・・・

リナの気持ちを無視して悪かった」

妻「えっ、あ、ありがとう、分かってもらえて嬉しい」

私「これからも無理しないでやって行こうな」

妻「うん、私の方こそゴメンね」

これからこんな“騙し合い”の生活が始まるのかと思ったら、

なぜか可笑しくなってきた。

さすがに今週は会わないようにしてるのかと思っていたら

木曜日の夕食時に

妻「明後日の土曜なんだけど、友達と会って来てもいいかなぁ」

やはり土曜日、麻美さんが旦那に出掛ける事を伝えたんだと感じた。

ちょっと前に比べると言い方が少し変わったが、

やはり会わずにはいられないのかとも思った。

私「いいけどさぁ、帰りは何時ぐらいになる?」

妻「行ってみないと分からないけど」

私「俺も土曜は出掛けようかな。でもさ、夕食はどうする?」

妻「私は食べてくるかも」

私「そうだ、当日に電話するよ。必ず出ろよ、前みたいに何回掛けても

留守電なんてダメだぞ」

ちょっと皮肉を込めて言ってみた。

そして土曜日、妻は着飾り化粧をして一足先に出掛けようとしている。

私もそれに合わせて出掛ける準備を始めた。

私「一緒に出掛けるから、途中まで一緒に行こうよ」

妻は一瞬驚いた顔をしたが「うん」

と返事をして支度を急いでいた。

途中のターミナル駅で別れたが、

何回か振り返り私を見る姿が印象的だった。

私は、書いてもらった地図を見ながら麻美さんの実家である三井清蔵邸に

約束の5分前に到着した。

あの有名な○○商事の重役がどんな人なのか、

ちょっとワクワクドキドキした。

高い外壁に囲まれた扉のインターホンを押すと麻美さんが出て、

中に入るように言われた。

中に入ると家が見えたが、想像していた通りの立派な豪邸で、

かなり近代的な建物であった。

玄関の所に、麻美さんが出て来てくれていた。

簡単な挨拶を済ませ家の中に入り、リビングルームへと案内された。

部屋には、すでに横山氏が居て軽く会釈をした。

麻美「紹介します、父の三井清蔵と母の好美です。

こちらが堀切さんです」

私「初めまして堀切です。今回はなんか大変な事になってしまい何と

言って良いか・・・」

三井「まあ、こちらに腰掛けて下さい」

三井さんと対面するように横山氏の隣に座ると、

奥さんが冷たいお茶を出してくれました。

飲みながら周りを見渡すとビリヤード台があった。

私「ビリヤード台が有るなんて、凄いですねぇ」

三井「ビリヤードするのかい?」

私「最近はしてませんが、前は良くやってました」

自分で言うのもなんですが、

私はビリヤードで小使い稼ぎをしてた頃があるぐらい上級です。

三井「そうかい、じゃぁ後でちょっとやろうよ」

ニコニコしながら撞くポーズをしました。

麻美「気を付けて下さいね、

父はビリヤードの事になると人が変わりますから」

三井さんは微笑んだ後、キリっとした顔になり

「じゃあ、本題に入るか」と言って話し始めた。

堀切君は直ぐにでも決着を付けたいだろうが、もう少し我慢してくれよな。

親バカと言われればそれまでだが、俺はな、あいつの事は許せないんだよ。

だから、それ相当の罰を与えたいと考えてる。

早ければ後5日ぐらい、遅くても10日ぐらいで何とかなるから。

その代わりと言っては何だが、今回の費用はみんな俺が持つから頼むな。

麻美「私からもお願いします」

私「知る事が出来たのは皆さんのお陰ですから、当然待ちますよ」

横山「今後の事ですが全て私に任せて下さい」

私「それはもちろん」

横山「堀切さんは、奥さんとはどのようにと考えていますか」

私「離婚しようと思います」

麻美「その事で、お願いがあるのですが」

私「なんでしょう?」

麻美「本当に勝手なお願いなのですが、堀切さんは当分の間、

離婚しないでもらいたいのです。

両方の家庭が離婚して、もしその後あの2人が一緒になったらと思うと

我慢できないの」

私「俺も同じ気持ちですけど、今は何とも言えないですね、

自分でもどうなるか」

横山「その事も含めて、上手く持っていきますから安心して下さい」

続けて今後について細かい話しを始めた、

横山氏の計画に全員で聞き入り納得した。

後は“その日”を待つのみだ。

確認と言う事で、妻の仕事の事や実家の事などを聞かれので教えた。

私も寺岡敏文の事を教えてもらった。

年齢は34歳。地方の国立大学を出て今の会社に入り現在に至る。

家族は両親と妹がひとり。実家は○○県××市の海沿いの町で中型の

スーパーを経営している。

三井「まったく親の面倒も見てやったのに、本当に馬鹿な男だ」

三井さん曰く、小さな商店だったのを今のスーパーに

してやったという事だ。

その他、分かった事は麻美さんが38歳で子供は居ない、

弟がひとり居るが今はアメリカの会社で働いているそうだ。

横山氏がカバンから証拠の全てが入ったDVDと資料の

入った封筒を私に手渡した。

横山「動画と音声は必要の無い部分はカットされています。

音声はデジタル処理されているので聞き取りやすいです」

私「ありがとうございます」

横山「絶対に見付からないようにお願いしますね」

私は「はい」と返事をして続けて聞いた。

私「今日も興信所にお願いしているんですか?」

麻美「もちろんよ」

私「今日も含めて今後のも、頂けますか?」

麻美「良いわよ、先生そのようにお願いしますね」

横山「分かりました」

私「お願いします」

横山「それでは今日はこれで失礼します」

三井「そうだよな、横山君も早く帰って家族サービスしないとな」

帰る横山氏を、みんなで見送った。


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あなたならどうする、その5、結婚式を挙げて10日で俺は騙されていたのか。

午後6時半、教えられた駅で降り弁護士事務所を目指して歩き出した。

それなりのビルの中に、そこは直ぐに見付ける事が出来た。

扉を開け声をかけると男が出て来て、

自分が横山真一だと言い奥へと案内された。

そこには応接セットがあり、

30代半ばぐらいの女性が1人座っていた。

横山「紹介します、こちらは寺岡麻美さんです」

麻美「初めまして、今日はお呼び立てして申し訳ありませんでした」

私「堀切です。寺岡さんが私を呼んだという事なのですか?」

麻美「ウフフッそうですよね、訳が分かりませんよね。

これから横山先生が詳しく説明してくれますよ」

「みんな帰ってしまったんで・・・」とかブツブツ言いながら横山氏は

お茶を入れて来た。

そして、資料らしき物とノートパソコンをテーブルに置き、

ソファーに座ると淡々と話し始めた。

横山「今回の件ですが、堀切さんの妻である里奈さんは、

麻美さんの夫である寺岡敏文さんと不貞行為を行っています」

私「あぁ・・・そうだったんですか」

麻美「あまり驚かれないんですね」

私「なにか・・・これで意味が分かったというか・・・。

逆にスッキリという感じですかね」

麻美「良かったわ、そういう方で。ウフフッ」

私「ところで、その旦那さんと妻はどのような関わりがあったのですか?」

横山「前の会社でお付き合いをしていた方です」

私「あぁそーですか、納得しました」

横山「その事はご存じなんですね」

私「付き合っていた事、別れた内容については妻から聞いてます」

この後、資料を見ながら横山氏が今回の詳細を話し始めた。

それは今から1ケ月半ぐらい前の事です、

堀切さんが結婚式を挙げて10日ぐらいした時ですね。

その日は、敏文さんが仕事の付き合いと言って遅く帰宅したんです。

いつもと違うは敏文さんの異変に気が付いて、

麻美さんが興信所に頼んだのが始まりです。

麻美さんは、そこの所かなり敏感でして前にも

同じような事があったんですが、

その時は何も出てきませんでした

(この麻美という女性は、

かなり嫉妬深くて執念深い人なんだと私は思った)

今回は、敏文さんが週末に出掛ける時や、

仕事後に直接帰宅しない時は全て興信所にお願いしました。

結婚当時から出掛ける時、遅くなる時などは前もって麻美さんに

伝える事になっているので、興信所への依頼は容易でした。

その結果、ほとんどの割合で不貞行為が行われていました。

抑えた証拠としては、、ホテルに出入りする画像や動画はもちろんですが、

その他2人の親密なものです。

≪こう話しながら「こんな物です」とパソコンで仲良さそうにホテルに

入る画像などを数枚見せてくれた≫

また食事やお酒の席での会話のほとんどをレコーダーで記録できています。

細かいデータなどは興信所が作成した報告書があります。

会話の内容から、

1回目の不貞は麻美さんが気が付いた時で間違いないと思われます。

よって興信所にお願いしたのは2回目の不貞からと思って

間違いないでしょう。

また、最初に連絡を取ったのは敏文さんという事も分かっています。

そして今現在も不貞は継続しているというのが現状です。

私「何故今になって連絡を取ってきたのですかねぇ?」

横山「リナさんが結婚をした事を知って、

チャンスだと思ったのでしょうね」

私「以前の事をチャラに出来るということですか」

横山「お互い家庭がある事で、体だけの関係が持ちやすいと

考えたのではないでしょうか」

私「ふぅ~ん・・・」

私「それと先週の一泊旅行も、そうですよね」

横山「はい、湯河原に2人で行かれいてます」

その旅行の証拠も有るそうですが、

部屋にレコーダーを仕掛ける事が出来たので、

私にとってはかなり辛い内容だと言いました。

ここまで聞いて、私は目の前の冷めたいお茶を飲んだ。

私「勝手な言い分ですが、ここまで分かっていて、

もっと早く連絡してくれてもと思うのですが」

麻美「もちろんもっと早くお知らせしたかったのですが、

今現在、私の父が寺岡に対してある計画を進めていまして、

行動を起こすのをもう少し待って頂きたいのです。

そこでギリギリまで黙っておこうと考えました」

そして何故今日だったのかは、横山氏が説明してくれた。

昨日昼に、敏文さんから麻美さんに『今日は少し帰りが遅くなる』と連絡が入り、

もちろん興信所にお願いしたわけです。

夜になりレストランで2人が会い、

この日は里奈さんが敏文さんに相談しただけだったのですが。

その内容が、“昨日(日曜)の夜、喧嘩をした。

もう一緒に居るのも辛い、別れるかも”というものだったのです。

不貞の最初の頃にも同じような事を敏文さんが言っていますが、

今回も里奈さんに言ったんです。

“俺が一方的に別れを告げて他の女と結婚した時から

リナに対して引け目があった。

リナと今、会っていられるのはお互いが結婚したから。

もし今回の事で別れたのであれば、もう会えない。

だからお互い家庭は壊さないで、今まで通り会うしかない“

横山「昨日のこの話を聞いて、堀切さんが怒りから何らかの

行動を起こしてしまってはと思って、連絡しました」

私「そうだったんですか・・・だから昨日、急に私に謝ったんですね」

横山「かなり敏文さんに陶酔していると見受けられます」

私「妻は、脅されているというような事は無いですよね?」

横山「そのような事は一切ないです」

私「全て分かりました。ありがとうございます」

麻美「先ほどもお話しました通り、

この先お辛いでしょうがもう少し我慢して下さい」

私「仮面夫婦って感じなのかな。・・・了解しました」

麻美「今後、もちろん堀切さんの悪いようにはしませんから」

私「奥さんだって辛い訳ですもんね」

麻美「奥さんって呼ばれたくないので、出来れば名前でお願いします」

麻美「一昨日の喧嘩は、私にも責任があるのかな?」

私「どういう事ですか?」

麻美「一昨日は急に私が実家に行く事になって、

そんな時まで連絡を取って会うとは思わなかったわ」

私「そうだったんですね、だから慌てて出ていったわけだ。

でもアサミさんに責任はないですよ」

麻美「寺岡には早く帰ると連絡したから、

奥さんも夕食までには帰ったでしょ?」

私「俺も出掛けてたもんで・・・。

でも早かれ遅かれ喧嘩になっていましたよ」

麻美さんは軽く頷き微笑んだ。


この後、私は全ての資料と証拠を貰う事を承諾してもらった。

麻美「今週の土曜日に父も交えてお話しがしたいのですが

大丈夫でしょうか?」

私「えぇ、大丈夫です」

横山「それでは資料などは、その時までに用意しておきます」

麻美さんの実家までの地図を書いてもらい、

土曜日の13時に伺う約束をして帰路に着いた。


帰る途中、ビールを飲み食事を取りながら考えていた。

結婚式を挙げて10日で俺は騙されていたのか。

その後は、俺にも“寺岡”にも抱かれていたとは、呆れた女だ。

そして、俺を拒否して“寺岡”だけに抱かれる事を選んだ訳か・・・。

醜い女だ。

しかし私は、寺岡敏文に対して怒りは湧いてこなかった。

元々、裏切りは絶対に許さない性格なので私の怒りは“里奈”

この女にだけである。





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あなたならどうする、その4、弁護士さんからとても重大なお話しが有ります

テレビを見ながらゴロゴロして、

午後3時ぐらいに大悟に電話してみました。

飲みたい気分だと伝えると、家で飲もうと言ってくれたので

焼酎を買って大悟宅へ向かった。

子供達と遊んで、大悟と純ちゃんと馬鹿話をして飲んで、

気分が落ち着き帰宅しました。

家に着いたのは午後10時近くで、

妻はすでに帰宅していてテレビを見ていた。

妻はテレビを見たまま振り向きもせず

「おかえりなさい」と言いました。

私「あぁ、ただいま」

そのまま私は風呂に入りました。

風呂から出てくると妻は「疲れたから寝るね」と寝てしまった。

私は少しの時間、テレビを見ながらビールを飲んで、

その後寝室に向かいました。

酔っていた訳ではないですが、私はおもむろに妻のベットに

入り抱きよせてキスをしました。

目を覚ました妻が「なんなの、やめてよ!」と睨みました。

私は「もうそろそろ、いいじゃないか」

そう言ってまたキスをしようとしました。

「ヤダって言ってるしょ!」

と言って同時に私を押し退けました。

私「何が嫌なんだよ」

妻「疲れてるの」

私「好き勝手に出掛けておいて疲れたはないだろ」

妻「もぉぉー!!本当にイヤ!」

私「なんだよそれ」

妻「気持ち悪いのよ!やりたいなら風俗でも行けばいいじゃない」

私「そうか、そうか、それがお前の本心なんだな。

よ~く分かった、ふざけた女だな」

すると妻はベットの上で大の字になり

「やりたけりゃ、やればいいでしょ。はいどうぞ・・・」

そう言って目を閉じました。

私「お前の気持ちは良く分かったよ。もうダメだな・・・」

そう言うと私は、枕とタオルケットをもって寝室を出ました。

ソファーに枕を置き、寝ようと横になりましたが怒りが

こみ上げて来て寝付けません。

おもむろに起き上がり、焼酎をロックで飲みながら考えていました。

“何がどうなってしまったんだ、これが本当に妻の本性なのか?”

“意味が分かんねー・・・・・”

次の日の朝、慌ただしく出掛けようとしている妻の物音で目が覚めた。

ガンガンする頭で時計を見てみると、

いつもより40分も早く家を出て行った。

朝食の準備がしてある訳も無く、

私も出勤の準備をして出て行きました。

この日は仕事が忙しく、体調的にはきつかったが昨夜の事を

思い返す事も無かった。

残業も終わり、まっすぐ家に帰る気にもならないので

行き付けの居酒屋に1人で行きました。

“結婚して、たったの2カ月弱これで俺達は

終わってしまうのだろうか?”

こんな事が脳裏に浮かび、美味しくも感じない焼酎をチビチビ

やっていた時、妻からメールが届いた。

『大事な話しがあるので、早く帰って来て下さい。お願いします』

私が帰宅したのは午後10時を過ぎた頃でした。

妻は「おかえりなさい」

と神妙な面持ちで話しかけて来ました。

私は遮るように「先に風呂に入るから」

と言って着替えに行きました。

部屋は綺麗に片付いていて、

私の枕とタオルケットもベットにキチンとセットされていました。

妻は、私が風呂から出てくるのをリビングで待っていた。

妻「ここに来て、話しを聞いて下さい」

私は正面に座り妻を睨むように見つめた。

妻「本当にごめんなさい」

私「・・・・・」

妻「昨日は、どうかしてました。許して下さい」

私「あれがリナの本心なんだろ。

謝る必要は無いよ、もう俺達はダメだよな」

妻「違うんです昨日はビックリして、そして興奮しちゃって想ってもいない事を

言ってしまいました」

私「それはどうかな、突然出る言葉じゃ無いだろ。

いつも気持ち悪いと思ってんだろ」

妻「そんな事は無いです、謝ります・・・どうか許して下さい」

神妙な面持ちで頭を下げた妻でしたが、けして涙を見せる事は無かった。

私「ちょっと考えさせてくれ。昨日の今日で、訳が分からねー」

そう言って私は寝室に行き寝てしまいました。

翌日の朝、何事も無かったかのように妻は私に話しかけ、

接してきます。

妻が用意した朝食を2人で食べ出勤しましたが、

私の気持ちはスッキリしないままです。

午後になり、私宛に見知らぬ男から一本の電話が入りました。

男の名前は横山真一、弁護士だと名乗った。

横山「とても重大なお話しが有りますので本日、

仕事が終わり次第お会いしたいのですが」

私「急に会いたいと言われてもねぇ、要件を言って下さいよ」

横山「奥様の事です」

この一言で私は会うことを承諾して、

弁護士事務所までの道順と電話番号を聞いた。

妻には、付き合いで遅くなるとメールを入れた。

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あなたならどうする、その3、まるで会話を避けてるような・・





あなたならどうする、その3、まるで会話を避けてるような・・・。

そして週末、妻が旅行に出掛けようとしている朝。

私「そんな着飾って行くのか?

車だろう、もっと楽な格好で行けよ」

妻「こんなの普通よ」

妻はブランド物のバッグと手提げ袋を持っていた。

私「何だ?その紙袋は」

妻「友達へのプレゼントだけど」

私「まぁ楽しんできなよ。気を付けてな」

妻「じゃぁ、行ってきま~す」

かなり楽しそうに出掛けて行きました。


その後、私は二度寝をして起きたら午後になっていた。

夕食をどうしようか考えて、思い付いたのは大悟宅だった。

直ぐに家に電話をしたが出ないので、大悟の携帯に掛けてみた。

私「もしかして家族で外出中か?」

大悟「今日は家族サービスしてます」

私「そうか、別に用事が有るわけではないんだ。そんじゃ、また連絡するな」

大悟「はい、それじゃまた」

これから作る気もしなかったので、弁当を買ってきて食べながらビールを

飲んだ後、テレビを見て寝てしまいました。

翌日、目が覚めたのは昼前で、久しぶりに私もノンビリしちゃいました。

軽く部屋の掃除をして、午後から外に食事を取りに出掛けた。

午後2時を過ぎた頃、何時ぐらいに帰ってくるのか聞く為に

電話をしてみましたが、留守電になってしまいます。

2時間ぐらいの間に7~8回掛けてみましたが、全て留守電になりました。

午後6時半ぐらいになり

『今、友達と別れたから後20分ぐらいで帰る』

とメールが入りました。

約20分後、メール通り妻が帰宅しました。

私「何回も電話したんだぞ」

妻「あぁ、気が付かなかった」

私「夕食どうするよ?」

妻「デリバリーで何か頼もうよ。先にシャワー浴びてくるね」

サッサと風呂に入ってしまいました。

風呂から出て来ると「これ、お土産」と言って、

何の変哲もない箱詰めのクッキーを出しました。

デリバリーで頼んだ食事を食べながら

私「旅行は、どうだったんだよ?」

妻「宿も良かったし、とにかく凄く楽しかった」

ニコニコしながら答えました。

その後は、私の質問には答えますが

自分から話そうとする様子は無かった。

それどころか、細かい事を聞くと嫌そうな表情になる事もあり、

まるで会話を避けてるような・・・。

食事が終わりその後、私がお風呂から出てくると

妻「なんだか疲れちゃったから先に寝るね」

と寝室に入ってしまいました。

私はビールを飲みながら考えていた。

いつもではないが、会話が弾まない事が最近増えている。

特に、仕事後に人と会ってきた時や週末に出掛けた前後は、

まるで私を避けるような会話や態度に思える。

私が最近感じていた妻に対する違和感、それは正にこれだと思った。

この週も木曜までは普通に過ぎていき、

違和感も思い過ごしだったような感じでした。

金曜の午後、『同僚と飲みに行くので帰りは遅くなる』

とメールが入りました。

この日は、私も会社の後輩と飲んで帰る事にした。

午後10時半過ぎに帰宅した時、妻はまだ帰っていなかった。

風呂に入っていると妻が帰って来た気配がしたが、

私に声をかける事は有りませんでした。

私と入れ替わるように風呂に入った妻の口数は少ない。

風呂から出て来た妻に問いかけてみた

私「同僚って、誰と飲んでたんだ?」

妻「ヨシの知らない人よ、なんで?」

ちょっと前なら知らない人でも、

聞けばどんな人か説明してきたはず。

私「夏物のシャツを買いたいから、

明日か明後日のどちらかで行こうよ」

妻「・・・いいけど」

私「どっちがいい?そして夕食は外で食べてこようぜ」

妻「それじゃ、明後日で」

私「リナも買うだろう」

妻「うん・・・。眠くなってきたから、もう寝るね」

やっぱり会話を避けてるような、それは眠いから?

 私には訳が分からない・・・。

土曜日は、2人で掃除をして妻が洗濯物を干してる間に、

私は靴磨きといった感じで家の事をして過ごした。

通常の生活では、会話も態度も普通なのですが。

そして日曜の午前中、お昼を食べてから午後1時には

出掛けようと思っていました。

妻「ヨシ!ヨシってば!」

私を呼ぶ妻の声がしました。

私「どうした?」

妻「今ねぇ友達からメールが来て、どうしても今から会いたいって」

私「行くつもり?」

妻「ゴメン!、買い物は来週でいいでしょ」

そう言うと慌てたように着飾り、バッチリ化粧をしています。

少しばかりムカついた私は、ぶっきら棒な言い方で

私「昼飯も食わないで出掛けるのか」

妻「うん、直ぐ行かないと」

私「夕食はどうすんだよ」

妻「きっと食べてくると思う」

私「リナの事じゃねーよ、俺はどうするんだよ」

妻「あぁ、なんとかしてよ」

支度が終わった妻は、

何事も無かったかのように出掛けて行きました。

イライラしながら1人で昼食を食べていた時に

妻からのメールが届いた。

『今日はゴメンね。買い物は来週でお願いします。

夕食は何処かで食べて下さい』

このメールに対して返信はしませんでした。

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あなたならどうする、その2、妻に違和感が


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あなたならどうする、その2、妻に違和感が


この日を境に私達は連絡を取り合い、大吾宅に飲みに行ったり、

たまには2人で会う事も増えていきました。

焦らずに距離を縮めていった結果、

約3カ月後には男と女の関係になれました。

そこからは、ほとんど週末は一緒に過ごし、

平日も会いたくなると仕事終わりに待ち合わせていました。

そして結婚に至るわけですが、

山田夫妻が居たから私達が結婚出来たと言っても過言では

無いと思います。

大悟と純ちゃんが帰った後、2人で片付けをしてた時です

妻「明日、友達に会いに行ってくるから」

私「えっ?そんな事言ってか?」

妻「言ってないよ。さっきメールが来て決まったの」

私「仕事後も週末もじゃ疲れるよなぁ、

少しはセーブした方が良いんじゃないか?」

妻「しょうがないでしょ!付き合いなんだから」

少しキツイ言い方になった妻でしたが、

私は気にもしないで受け流していました。

次の日の午前中、ブランド物で着飾り

妻「夕食までには帰ってくるからね」

そう言って、楽しそうに出掛けて行った。

夕方の5時半ぐらいに“夕食の惣菜を買ってから帰る”と

電話が入りました。

その後、1時間ちょっと経った頃に買い物をして帰って来た妻は、

とても機嫌が良かった。

夕食を一緒に食べながら、

私「なにか良い事でもあったの?」

妻「なんで?」

私「なんか楽しそうじゃん」

妻「そうだっ、再来週の土日に一泊で友達と温泉に

行く事になったんだけど、良いよね」

私「良いよねって、もう決めちゃったんだろ?」

妻「今日、盛り上がっちゃって行く事で決定しちゃった」

行先は箱根で宿はこれから捜して、メンバーは女友達2人と妻で、

友達の車で行くという事だった。

私「リフレッシュになるなら行ってきなよ」

妻「うん、そうさせてもらうね」

私「いい宿が見付かると良いけどな」

妻「ネットで探してみるつもりなんだよね」

私「良い宿だったら、次は一緒に行こうな」

妻「そうだね・・・」

この週の妻は、水曜日仕事後に知り合いと飲みに行った以外

は早く帰っていた。

久しぶりに週末は何の予定も無い2人だったのでノンビリ過ごし、

土曜日は外にランチをしに出掛けた。

私「そういえば2人で外食って久しぶりだな」

妻「そうだねぇ」

私「やっと落ち着いてきたって感じだな」

妻「・・・・・」

私「そういえば旅行ってどうなったんだ?」

妻「あぁ、宿は取れたよ」

私「なんで言わないんだよ」

妻「そうだね、言い忘れてた。

それと箱根がダメで湯河原になったの」

箱根の良さそうな宿はすでに予約が取れなくて、

湯河原でそれなりの宿を見付けたと言っていた。

その日の夜、そろそろ大丈夫だろうと約2週間ぶりに誘ってみた。

妻「本当にゴメン・・・。まだそんな気分じゃ無くて」

私「そうか・・・・・」

その後の言葉が出てこなくて「おやすみ」と言って就寝しました。

次の日、家事をしている妻を見ながら少し考えていました。

営みを断られたからではないが、何か妻に違和感を感じた。

それが何なのかは分からないけれど・・・。

この週は、お互い仕事後の付き合いも無く早く帰宅、

生活そのものは普通でした。

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