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浮気の代償、その1、妻は浮気相手に征服されていたんですよ






浮気の代償、その1、妻は浮気相手に征服されていたんですよ

マンションの一室

広いリビング

周囲をソファ

真ん中に細長い黒川のベッド

全部で二十人はいる人達

下座にはカメラ

天井についたプロジェクターが上座の壁に私を写す

私はその光でその人達の姿が分からない

そのベッドは私のためにあり、その人達は私を見に来ている

私に何が起こるのか分かっているようで、何も分からない

ただ、ここにくることが決まってからピルを

処方されたことだけでも確実なことは分かる

私はこれからこのオトコ達に犯されるのだ

顔を上げなさい、真佐美

光の向こうから声がする

はっと顔を上げる

眩しくて目を細める


自己紹介をしなさい

光の向こうから命令された



彼女は黒木真佐美

37才

結婚して15年、子供は二人

彼女の夫が私の所に来たのは二ヶ月前のこと

妻が浮気しているらしい、と

簿記の資格を持っている彼女は不況を契機に派遣の仕事に出た

仕事はあっさりと見つかった

子供の世話も楽しそうにしていたが、

外に出るとイキイキとしていた

彼も真佐美が若返ったようで嬉しく思っていた

経理は季節仕事

忙しい時期は当然残業があった

サラリーマンをしている彼はそれを当然だと思っていた

ある日、会社の宴会で酔って帰宅した妻を介抱し、

ベッドに寝かせていたら、その姿に欲情した

服を脱がせて挿入すると、そこは激しく潤っていた

不思議に思い、指を入れた

着いていたのは精液だった

それから、彼は真佐美の行動に気を払った

月末の他に週一回は終電近くなる日があった

遅くなる日は事前に相談があった

彼は探偵を雇った

そして会社の上司とホテルに入ったことを確認した

私は夫である彼に質問をした。

真佐美さんのこと愛してるんだろう?

はい、だから苦しいんです

許せばイイじゃないか?

そう思っても

でも駄目なんです

何がさ?

真佐美、浮気相手に征服されていたんですよ

彼の話を纏めるとこうだ

働きに出て会社の付き合いが増えた頃、夫婦のsexが変わったらしい

真佐美が逝く様になった

それも根っこまで迎え入れ、激しくグラインドし、

そして感電した様に

彼は真佐美が成熟したのだと夫として喜んでいた

妻を弄び、開発したのは他人だった。

それが確定した時の彼の感情はオトコとして理解出来る

真佐美に最高のsexを与えているのは自分じゃない。

妻のオンナを自在にしているのは自分じゃない。

そう思うとどうしても真佐美を赦せないんです。

彼女が泣いて謝っても、相手に謝罪させても許せないんです。

じゃあ、どうすればいいんだ?

分からないんです

もう雰囲気がおかしいコトを子供も気づいているし

もう一回聞く

別れたくないんだな?

はい

そうか

つまり真佐美さんを自在にしたオトコが

彼っていうのがイヤなんだな、

お前は?

ケガされたっていう感情はね、消えないんだよ、

お前にあるのは不信じゃない?

ある特定の男性が真佐美さんに残るのが嫌なんだろ?

そ、そうなんです!

じゃあ、上書きしちまえば好いんだよ

うわがき?

そうさ、上書き

そんなオトコが屁みたいに思わせちまえば、

もしくはお前がそう思えれば好いんだよ

は、はぁ

夫婦の契機なんだよ

きっかけは余り良くないけどな

真佐美ちゃんの本当の姿、見ておいた方が好いかもよ

彼女が妻でもママでもなくてオンナだっていうことさ




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