妻はクリ派　妻物語、その26、、、握られた、、、

妻物語、その26、、、握られた、、、

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妻物語、その26、、、握られた、、、

僕と妻が手をつないでトイレから出てくると、

AとBが階段横のトイレの入り口近くのところで待っていてくれた。

誰か来ないか見張っていてくれたのだろう。

もし、誰か入ってきててもあの衝動を止められたかどうか、、、

二人は僕達のつながれた手をチラッとみたが、

特に何も言わなかった。

「わるい、お待たせ」と僕が言うと。

「ああ、全然大丈夫だよ、、、風呂は？どうする？、、、

俺達は、入っていくが、、、」とAが言った。

ちょっぴり気まずかったので、このまま帰ろうかと思ったが、

僕は、ズボンの中がベトベトで気持ち悪かったので洗いたかったし、

たぶん妻もシャワーぐらい浴びたいだろう、、、

僕が妻に向かって「どうする？」と聞くと、妻が眠たそうに

「んー、お風呂？、、んー、、、じゃあ、、軽く入ってくる、、」

と答えた。

妻は、どうも足に力が入らないらしく、足元が危なっかしかったので

階段は僕達３人で手を差し伸べ少しゆっくり降りた。

妻は、「ふふっ、、何だか、、三銃士に護られているお姫様

みたいね、、」と照れながら笑っていた。

ロビーにいた男性の何人かが、

階下からチラチラとこちらを見ていた。

妻は、スカートの両端をちゃんと押さえていたが、

こんなところで転んで尻もちでもついたら、、、、

とんでもないことになる、、、、

拍手喝采を浴びるかもしれない、、、、と思った、、

猛烈な嫉妬とオスの本能に取り憑かれて妻を犯すように

妻の中に射精した事と、妻が本当に幸せそうな笑顔を

僕に向けてくれた事で、僕は冷静さを取り戻していた。

こうなることは、全く予想していなかったとはいえ、、、、

元は、と言えば、僕が始めたことだった、、、

妻に火を点けてしまったのも、、僕だ、、、

止めることもいつでもできたはずだった、、、

なのに、、、僕は、、、、

それでも妻は、僕の妻でいてくれると、あの妻の笑顔を見てそう感じた。

妻に感謝しよう。

そして、もっともっと愛そう、と思った。

風呂場に入るとAとBが洗い場で並んで体を洗っていた。

僕もAの隣に腰掛けてシャワーで汗を流し始めた。

Aがちょっとすまなそうに言い始めた

「その、、何だか、、わるかったな、、、大丈夫か？」

BもAの体の陰から「俺も、、すまん、、ちょっと、調子に乗りすぎた」

と片手を顔の前に立てながらすまなそうな顔をする。

僕は、「ああ、大丈夫、大丈夫、、それより、お前ら楽しかったか？」

と今日のゴルフの感想を聞くと、

二人から「うん、、いや、、まあっ、、」と曖昧な返事しか返ってこない。

変だな？と思ったが、すぐに、あっ、と気づき、、

「馬鹿、そっちじゃなくて、今日のゴルフのことだよ、、ははっ」

と、僕は、言い直した。

「あっ、、そりゃもちろん」

「あっ、すっげえ楽しかった、、ははっ」と二人が、

あーそっちのことか、とホッとして答える。

「ははっ、、そりゃよかった、、、俺も今日は、すごい楽しかったし

、、はははっ、、」と僕はそんなドギマギしている二人を

みて可笑しくなった。

やはり二人は、僕が怒っているんじゃないかと心配していたらしい。

僕の笑い声を聞いて取り敢えず安堵した様子だった。

そのまま３人とも少しの間黙々と体や頭を洗っていたが、、、

この時、僕は、迷っていた。

二人に聞いてしまおうかどうか、を、、、

あのブースの中で起こったことを、、、

、、、そうだった。

僕が始めたことだ、、、、

聞かずに悶々と思い悩むより、今、聞きたいことを

聞いてしまったほうがいい、、、

意を決して、頭のシャンプーを流したあと、

隣のAの方を見たが、そこにいたAがいない。

後ろを振り返ると、Aが広い湯船の窓際の壁にもたれ、

肩まで浸かって天井を見上げながら目を閉じて、

ボーッとしているのが見えた。

僕も湯船に入り、Aの近くに行き、同じように並んで

肩まで湯に浸かった。

聞くなら先ず、Aの方だ、、、、

でも、、どうやって、切り出そうか？、、、と、僕が迷っていると、、、

「、、、気になるんだろ？」と、Aが目を閉じたまま僕に言った。

「、、、ああ、、気になる、、、」と僕が正直に返す。

「、、、まあ、そうだろうな、、ははっ、、別に俺は何も

隠すつもりは、ないぞ、、、こんな楽しい一日をくれたのは、

全部お前のお陰だからな、、、」

と、Aは顔を天井に向けたまま続ける、

「で、、、何が聞きたい？、、全部か？」

「、、、、色々聞きたい、、いや、、何となくわかる、、が、

今は、どうしても一つだけは、知りたい、、」

(確かめておきたい、、、、これだけは、、、、あのブースの中で、

はたして、、妻は、入れられてしまったのかどうかを、、、。

絶対ない、とは言い切れない、、、

「んっ？、、、何だ？」とAが僕に、早く言え、とうながす。

自分が今聞こうとしていることを言葉にすることが

恐くなってきて、心臓の鼓動がを早くなる。

口から心臓が出そうだ、という感覚を今知ったような気がした、、、

「なあ、、、、、、、」

「んっ？、、、、」

「、、、、、、、、入れたか？」

それを聞いて、Aがニヤッとしたので、ドクン、と心臓が肥大する。

「、、、、ははっ、、、大丈夫だ、、、入れてないよ、

俺もあいつも、、」と、Aが洗い場でまだ頭を洗っているBの方に

顎を向けて言った。

「、、、、、、、、、、、」

この時の僕はどんな顔をしていたのか覚えていない。

Aが続ける、「ははっ、、、どうした？、、、ひょっとして

そっちの方が良かったとか？、、、、、」

「、、、、、、、、、」

何と答えて良いのか分からない。

「、、、、おいおい、大丈夫だって、、、、そこは、誓う、、、、

まあ、、、でも、、」と、一拍おいてAが声を落として続ける、

「、、、すっげー入れたくなったがな、、、、、分かるだろ？、、、

あんないい女が目の前で、、なっ？、、、はははっ、、」

「、、ははっ、、はははっ、、、、そうだな、分かるよ、、

よく分かる、、ははっ、」と、僕は、やっと笑って返事ができた。

「まあ、、、それは大丈夫だよ、、、、でもな、、、」と、

Aが話を続けるので、僕は、またドキッ、とした。

「、、、握られた、、、」

「はっ？、、、」と僕の口から変な声が出た。