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チャット、その20、ただいま。辛かったんか??






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チャット、その20、ただいま。辛かったんか??

妻はロンさんとする気なんだろか?

それとも私がそんなことを言ったがために

無理にそうするのか、私は色んなことを考えました。

しかし、して欲しいって思う自分と

やっぱり嫌だと思う自分が私の中で格闘しています。

妻にメールをしてみました。

{お前はしてもええんか?}

返事はすぐには戻ってきません。

もうすでにラブホにでも入っているんじゃないのか?

それともすでに始まってる???

そんな思いでいると妻からのメールです。

{あんたがして欲しいなら私は、

してもええよ。まだカラオケしてるけど

段々ロンさんもエッチなこと言うようになってきたから}

迷いました。迷うのは私だけなんでしょうかね?みなさんは、

始めて妻を他人にってときには

迷いはありませんでしたか?

私は、確かに妻が私以外の男性と寝ることに

興奮を覚える性癖があります。

けど妻をよく知っているだけに、

なんとも思わない男性と寝ることなんて妻にはできないと

思っているもんで、好意を持たない限り抱かれることなんてない

妻に余計に不安が過ぎります。

妻がロンさんと寝てしまうと、

心までロンさんに許してしまわないだろうか?

私との関係がギクシャクしないかと迷いに迷いました。

迷うのであれば辞めればいいだけの話しなんですが、

どうしても欲望を抑えきれない自分もいました。

{俺はたしかにお前が誰かとすることに興奮する変な

旦那かもしれん。

けどそんなお前を信用もしてるし、

好きやわ。そやしお前に任せる}

結局、それが私の精一杯の答えでした。

すぐに妻からメールがありました。

{好きやで^^}と。

このメールは何を意味しているんだろ・・・・

私はしばらくそのメールを何度も読み返していました。

30分もしないうちに妻からまたメールが。

{今からカラオケ終わって店でます}と・・・・・

心臓の鼓動がいっそう激しくなって喉もカラカラになりました。

次に来るメールを恐れるかのように待つ私でした。

しかし妻からのメールは来ません。1時間経っても・・・・・

妻からメールが来たのは夜中の2時を過ぎたころでした。

{あんた・・・ホテルに来てしもた・・・どうしよ?」

との内容のメールでした。

何かが音をたてて爆発したかのように、

私の中に衝撃が走りました。

妻はついに私以外の男性とホテルにいます。

今からその男性に抱かれる覚悟で私にメールをしてきたのです。

{お前が嫌やったら無理せんでもええで。俺は大丈夫や。}

そう妻に返事をして私は一気にカラカラになった喉に

ビールを流し込みました。

それから私はビールから焼酎に変えて浴びるように

自分の気持ちを抑えるかのように呑みまくりました。

ドンドン酔いが回っていきます。

自分の欲望と嫉妬と自分自身の情けなさなど泣き出し

そうになるくらいの気持ちで酒を呑みました。

いつのまにか意識がなくるほど酒を呑んで寝入って

しまった私を起こしたのは妻でした。

「あんた。こんなとこで寝たら風邪ひくで」

と私を揺り起こしてくれました。

ボーッと起き上がると妻は私を見てニコッと微笑み

「ただいま。辛かったんか?」

と言って私に寄り添って来ました。

意識朦朧とした中で妻の顔を見ると酔いと睡魔に

勝てずに妻に連れて行かれるまま寝室で眠って

しまった私でした。

次の日の昼前に、下の娘が私に飛び乗って

「パパ~早く起きなさぁ~い!」

といつもの妻を真似たように私を

起こしに来て目が覚めました。

私の目に入ってきたものは、

普段の休日の我が家がそこにはありました。

娘に連れられるままリビングに行くと

ジーンズにTシャツ姿のどこかしらいろっぽく

見える妻がそこにいました。

「おはよぉ~ よぉ寝てたな

 昨日短時間に呑み過ぎたんちゃう?(笑)」

ニッコリと微笑みながら私を見て妻はそう言いました。

子供達もいるもんで妻に一番聞きたいことも聞けずに

私は妻に「お前こそ呑みすぎちゃうんか?

遅かったんか帰ってくるん?」

妻は私のコーヒーを持ってきながら

「ばれた?一睡もせんと子供達迎えに行ってきた(笑)」

「朝帰りかいな!」

「ごめん」といいながら舌を出す妻でしたが、

今までの妻と何も変わっていませんでした。

妻の横に行きこっそりと耳元で聞いて見ました。

「昨日どうやったんや?」と私が言うと妻は

「う~ん あんたの期待半分くらいかな」

とこれも明るく答えて子供達と洗濯モノを

干しに行きました。

私は慌てて脱衣所に迎いましたが、

妻が洗濯モノを干しに行った後だったもので、

そこには妻の昨日履いていた下着はありませんでした。

しかし、妻と子供達を見にベランダに行くとそこには、

妻の下着が2枚干されていました。

1枚は昨日妻が出て行くときに履いていた白の下着

・・・・その横にもう1枚干されている下着は・・・・

それは、私が見たことがない黒に金色の刺繍が

施されたTバックの下着でした。

妻はいったいこの下着をどうしたのだろ・・・・・

私は興奮よりも恐れていた妻の裏切りを疑うかのような

気持ちで妻と子供達を見つめていました。

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