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先生と妻、その10、私の父は、乱暴者だったから、母がいつも泣いてたわ

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先生と妻、その10、私の父は、乱暴者だったから、母がいつも泣いてたわ

翌日、仕事から帰宅すると、二階のベランダに、

大きなバスタオルが干されてありました。

妻が、布団の上に重ねて、

男とセックスをしていたときのバスタオルだ。

路上から、居間の窓を見ました。

ここからでは、カーテンを閉めてあれば中は見えない。

そういう事だったのか・・・私は合点がいきました。

バスタオルを布団の上に重ねていたのは。

布団にシミをつかせないためだ。

妻と男の流れる汗。妻の潮噴き。垂れ流れる男の精子。

居間の雨戸を閉めていたのは、外から見えないためではなく、

音が漏れないためだ。妻の大きな絶叫。男の獣のような呻き。

そういう事だったのだ・・・。

ある夜の、食事の時、私は思い切って妻に言いました。
 
「あ、愛しているよ・・・」
 
妻は大きな目をますます大きく開き、私を見つめていました。

やがてニッコリと微笑み、
 
「ありがとう、あなた。うれしいわ」
 
そう言って、ビールを注ぐのです。
 
「あまり、驚かないんだね。私がこういう事を言っても」
 
「ええ、わかってますから」
 
「何がわかってるんだい?」

妻は、両肘を突いて、顎を支えるようにして私を見つめながら、

言います。
 
「あなたは、そうやって、

私の料理を残さずおいしそうに食べてくれるわ。

結婚してからずっと毎日。

美味しかった・・・ご馳走さま・・・かならず言ってくれるわね」
 
「そんな事・・・何てことないじゃないか、そのぐらい・・・」
 
「いいえ、女はそんな事が、嬉しいのよ。

私は、こんな家庭を持つのが、夢だったの」
 
「・・・・・・」
 
「私の父は、乱暴者だったから、母がいつも泣いてたわ。

だから、あなたとの今の様な生活を持つのが、

夢だったのよ。ありがとう、あなた」

 私は、その夜、妻を抱きました。

妻の美しく豊潤な肉体。私の手には、

持て余してしまう。

妻の中に入った瞬間、肉のざわめきで、射精しそうになりました。

私は歯を食いしばりました。
 
『並の男なら、あっという間に果ててしまう・・・』
 
男の言葉がよぎり、私は耐えました。そんな私の背中を、

余裕しゃくしゃくの妻が、ポンポンと叩くのです。

まるで子供をあやすようなその仕草は、

我慢しなくていいのよ、と言ってる様だ。
 
「ううっ・・・」

 私は妻の中で果てました。
 
「ああっ・・・あなた・・・ああっ・・・いい・・・」

 私には判ります。妻のその喘ぎが、演技だって事は。

 事が終わると、妻は、仰向けになった私の顔の上に、

乳房を持ってきてくれるのです。

いつもだ。私はその柔らかな乳房に顔を埋め、イチゴ色の乳首を吸う。

大きな乳房を揉む。私はそれで癒されるのです。妻が言いました、
 
「あなた、もう使わないの?その・・・あれ・・・」
 
妻が何を言いたいか判りました。ローターやバイブ。

妻と男との性交を始めて見た時から、購入し使ってきたものだ。

それを私はもう、部屋の隅に放置している。もう捨てるつもりだ。

男の激烈な腰使いを目の当たりにすると、

玩具がますますおもちゃに見えてしまうのです。





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