私の罪、その5、叔父の家に妻の車が、
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私の罪、その5、叔父の家に妻の車が、
妻をパジャマに着替えさせ、
私はそのまま一睡もできず、朝を迎えました。
会社に行く準備をしていると、叔父から電話がはいりました。
昨夜は妻に酒を飲ませすぎて、
きっと二日酔いで起きられる状態じゃないだろうから、
会社は休ませていいという事でした。
そして叔父は、妻を遅くまで連れまわし、
飲ませすぎた事を冗談めかしながら、軽く詫びてきました。
私は叔父の声を聞きながら、怒りをぶつける事もできず、
まして妻が下着を身に着けていなかった事への不信感を、
口にする事もできないまま愛想笑いをして電話を切りました。
仕事をしていても、頭の中は上の空で、妻の事でいっぱいでした。
泥酔して帰宅した妻が下着を身に着けていなかった・・・
その意味を考え込んでいました。
酒の席での卑猥なゲームで、下着を見せるとか
、脱いでしまうとか・・・私自身も、
そんな場面に何度か立会い、楽しい思いをした事もあります。
自分の中で、せめてその程度の戯れ事であって欲しい、
という願いが強くなっていました。
仕事を終え、帰宅すると妻は夕飯の支度をしていました。
その様子は、しばらく見ていなかった光景のように思えました。
会社を叔父の手に委ね、私は叔父の雇われの身となり、
妻は叔父の元で、秘書のような仕事をする生活・・
・妻が私より先に帰宅している事はほとんど無くなっていました。
妻は昨夜泥酔して帰宅した事を詫び、まだフラフラするんだ、
というような事を話してきました。
下着の事を問い詰めようかと思いました。
しかし、私はその事について妻に口を開く事ができませんでした。
また変わらない生活が続きました。
私は自分の職場に通い、妻は叔父のいる本社に通います。
妻からは仕事の電話が掛かってきます。そのたびに私は、
言い知れぬ妻との距離感を感じ、
それは日を追うごとに大きくなっていきました。
妻の下着の一件から一ヵ月近く過ぎた頃、
私は仕事で外回りをし、偶然に叔父の豪邸の前を
通りました。 今頃、本社で仕事をしているんだろうな・・
・と妻の顔を思い浮かべながら、
通り過ぎようとした時でした。
叔父の家のガレージには、平日叔父が会社にいる時は、
プライベートで使用している高級外車が、1台だけ止まっているはずです。
しかし、その時ガレージには、叔父の外車と仕事用の車、
その隣に小さな軽自動車が止まっていました。
妻の車でした・・・
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