続姉、その１、女上司、
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続姉、その１、女上司、
仮名亜佐美女史は１７０センチぐらい、
スレンダーでモデルのような容姿なのですが気が強く、ツンデレ風です。
社内でも人気が有り競争率が高いのですが、
去年１０月に係長になると手を出そうとする人が少なくなってました。
私も少し憧れはありましたが、
見ているだけで良いと距離を置いていたんです。
それが去年の１０月私が主任になり、
亜佐美女史が係長にと同時に昇進し、私の直属の上司になったんです。
それからは四六時中会議や打ち合わせで良く顔を合わせてました。
今年の一月の終わり頃、
姉が私の所に転がり込んできて、ここに書こうと思った時に
何気なく次のターゲットとして考えてました。
私の会社はグループ事のブースで区切られていて、
係長以上になると一人ブースになるのですが、
その時主任である私にも個人ブースを貰えました。
亜佐美女史は用事など有る時、
自分のブースに呼び出すのが当たり前の感じで私の
ブースに来たことは数えられるくらいしか有りませんでした。
ところが先月から新規の大きい仕事に抜擢されて、
亜佐美女史と私の部署が担当になったんです。
多分昇進した時に決まっていたんだと思いますが、
当初は亜佐美女史が一人で練って
いて、本格的に動く時に組み込まれた感じでした。
それからはいままで以上に亜佐美女史のブースか
私のブースで打ち合わせすることが
多くなり２人っきりになる機会が多くなったんです。
亜佐美女史のブースで私と打ち合わせの合間の
コーヒーブレイクタイムをしてる時に何気無い様に聞いたんです。
「係長は彼氏居ないんですか？
いつも仕事ばかり考えているみたいですが～」
亜佐美女史は物思いに耽った感じでコーヒーを飲んでた時で
私の質問に一瞬戸惑った様になってから、
キッ！と睨みつけられて
「プライベートの質問は受け付けません。大きなお世話！」
簡単に撥ねつけられましたが
「あははは、すいません。悪気があっての質問ではないですから。
ただ凄い魅力的で社内でも係長を狙ってる人多いと聞いてるのでね。
ちょっと興味本位で～」
女性は褒められることにいやなイメージは無いと思って聞いたことで、
次の手を考えていた訳ではありません。
「今は仕事かな～！頑張んないと大変な時だからね。
○○君もそうだよ。浮ついてたら良い仕事は出来ないから。」
大体予想してた答えが返ってきましたが、
言い方が少し柔らかくなってたので
「判ってますよ。でも息抜きも必要ですからね。
張り詰めた糸をどんどん引っ張っても
切れてしまいますよ。だから係長はどうしてるのかな？とね。」
亜佐美女史はふう～ん！と鼻であしらいながら
「女性はお風呂とか、エステに行くだけで気分転換出来ますからね。
前は同僚と飲みにも行ったけど、
愚痴や上司批判ばかり聞かされて逆に落ち込むことが多かったから
この頃誘われてもあまり行かないの。」
仕事の時は良く私とぶつかって、
高飛車の言い方が少し変わっていました。
こんなやり取りをブレイクタイム中に何回かありました。
そんなある日、思い切って今度軽く飲みにでも行きませんかと
アプローチを掛けると
「今の仕事の目安が付いたら良いわよ。
たまにはみんなも連れて行かなければと思ってたから。」
２人で飲みに行くのを狙ってのことでしたが、まずは第一歩としてと思いました。
そして先日得意先に事前打ち合わせで亜佐美女史と私、
私の部下３名と先方に出向いて夕方からあり、
その帰りに飲みに行ったのです。
(部下の１人は女子社員で留守番です)
チェーン店の居酒屋で飲み始めたのですが、
私の部下も亜佐美女史が憧れらしくて滅多に付き合わない亜佐美女史が
一緒なので、普段よりはしゃいでいる感じです。
私はなるべく亜佐美女史を相手にせず部下が亜佐美女史に
話しかけてる事を聞きながら黙って飲んでました。
軽く見られない様にカッコをつけて居たのでは無いですが、
今アピールする時では無いと思ってたからです。
２時間も居なかったと思いますが、
お開きと言うことで店を出るともう一軒行こうと部下が
亜佐美女史や私を誘ってましたが、
なんと亜佐美女史から私と話があるからと断ったんです。
部下たちはそのまま３人で飲み直しに行ったようでしたが、
残された私と亜佐美女史は２人で静かなショットバーに行ったんです。
話があると言ってたんで仕事の事かと思ってましたが仕事の話はせず、
黙って飲んでいて、仕事が有る程度目安が立ち、ほっとした感じでした。
私はゆっくり趣味の話をしてましたが、楽しそうに聞いてくれてました。
私はなんで誘ってくれたのか判りませんでしたが、
一緒に居るだけで舞い上がりそうでしたが
顔には出さず淡々と距離を置いて接してました。
「○○君、私って嫌な上司でしょ！う～ん？女性としてもかな！？
女子社員の陰口よく耳にしない？あぁ～あ！」
私はあれ？と思い亜佐美女史の愚痴を聴かせる為かな？
と感じて黙って聞いてました。
多分友達も少なく、愚痴話を聞いてくれる人が居ないのかも。
「私だって女性だから綺麗に見られたいし、努力もしてるわよ。
んな同じだわ！も仕事で妥協はしたく無いのよね。
だから女子社員に嫌な奴と思われてもしょうが
ないし、逆にチャラチャラした男性が近寄って来るのもやだし。
だから最悪な女性にられるのかな？」
否定して媚を振っても嫌みだし、肯定することも出来ず
「良いんじゃあないですか！今のままで。
判ってくれる人は居ると思いますよ。
私は係長が無理してかどうか知りませんが、
あの高飛車な言い方さえなければ嫌いでは
有りませんよ。」
この後私は聞き役に徹してました。
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