妻物語、その１０、秋のできごと
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妻物語、その１０、秋のできごと
あの夏の刺激的な日から僕と妻の性生活に大きな変化が
あったか？と聞かれれば、、、、
答えはノー。
しばらく何もなく、妻と僕は以前と変わらず普段の日常生活を
過ごしていた。妻も仕事があるし、土日は子供の行事やなんだかんだと
用事もあったりで、なかなか妻と二人だけの時間が
取れないのが実情だった。
あの夏の日の後、僕が軽い感じで、「またノーパンデートしてみたいな」
、と妻に言ってみたが、妻は、「ふふっ、、、もう無理よ、、」と、
全く相手にしてくれなかった。
夜、僕から妻を求めることが多くなったが、
妻は、「ふふっ、なんだか最近元気ね、でも明日も仕事よ、、、、
また今度ね、、、」とか言って妻本来のマイペースぶりを崩さない。
その[今度]は、なかなか来ない事を知っている僕は、仕方なく寝ている妻の
横で時々、色々な妄想をしながら自慰をして欲求を
冷まさなければならなかった。
妻とのセックスは、やはり大体週に一回のペースだったが、
その内容に少しずつ変化が現れていた。
僕は、妻とのセックスの最中に妻に僕以外の男性を意識させる言葉を
投げかけるようにしていた。
ただし、あからさまに何度も言うことは避け、
妻の感じている状態に合わせる。
とくに妻の絶頂が近づいている時にできるだけさり気なく。
例えば、妻のあそこを指で愛撫しながら
「もし、たくさんの手で触られたら、、、どうなっちゃう？」とか、
例えば、妻の片方の乳首を舐めながら「もし、両方同時に舐められたら、、、、
どうなっちゃう？」とか
例えば、妻のあそこを顔面騎乗で下から舐めている時に
「もし、このまま両側からオッパイ舐められたら、、、、
どうなっちゃう？」とか
例えば、立ったまま妻の後ろから突き入れている時に、
妻の耳元に「もし、今、もう一人の男に前からオッパイ舐められたら、、、、
どうなっちゃう？」とか、
例えば、妻が僕の硬くなったものを咥えている時に、
妻のあそこを愛撫しながら
「もし、このまま、後ろからもう一本入れられたら、、、
どうなっちゃう？」とか、
男が僕一人では、到底できない行為を、妻に想像させる。
少しずつ。少しずつ。
セックスの時、僕の例え話しを聞いた妻は、明らかに大きく
感じながらも、決まってこう答える。
「ああっ、、そんなのだめ、、、いや、、あっ」
僕の「どうしてだめなの？」の問いに、妻がいつもこう答える、
「ああっん、、だって、、そんなことされたら、、、きっと、、」
「きっと、、何？」
「すぐイッちゃう、、、」と。
僕の例え話を想像しながらいつもより感じて絶頂を迎える妻を
見て、僕もさらに興奮しながら射精する。
ただ、全ては想像、いや妄想にすぎない。それで満足だった。
現実にするつもりもなかった。いや、無理だ。
妻もセックスの時だけ僕の妄想に付き合ってくれているだけだ、
と分かっていたし、現実の生活もある。
それに、妄想に登場する男(達)も現実に思いつかない。
なかなか都合のいい信頼できる人物が僕たちの周りにいなかった。
妻とやりたいと思っている男達は、沢山いると思うし、
頼めば誰でも手を上げるだろう。
信頼できる友人も何人かいたが、上手くいかなかったことを
想像すると、二の足を踏んでしまう。
ネガティブな思考が先に立つ。
もちろん、妻の気持ちが一番大切だが、、、、。
いや、言い訳だ、全ては、僕にその覚悟が足りない。
やはり妄想と現実は別物だ。それでいい。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
とある秋の日のこと。
仕事の昼休みにゴルフ仲間から電話がかかってきた。
「再来週の土曜日空いてるか？久しぶりにゴルフでもどうだ、
俺とお前とBの３人で」
(その日は、特に用事がなかったはず、、、)
僕は「ああ、いいね、、、じゃあ予約しておくよ、、、」
とそこまで言ってから、そう言えば、先日、自分の会社の同僚の一人が
、そろそろゴルフでも一緒に行かないか？、
と言っていたのを思い出して、、、、
「あっ、と、、、俺の知り合いを入れてもいいか？」と付け加えた。
「知り合い？、、ああ、まあいいよ、任せる、、、
予約ヨロシク、、じゃあな」
すぐに、会社の同僚に電話をかける。
あいにくその同僚は、「その日は都合が悪い」
と残念そうに言った。
電話を切った後、他に行けそうな僕の知り合いを思い巡らせていた時に、
ふっ、と面白そうなことを思いついた。
その日、帰宅してから妻に聞いてみた。
「再来週の土曜日、久しぶりにゴルフでもどう？」
「ゴルフ？、、、いいわよ、、本当、すごい久し振りね、、うーん、、
でも、まずいわ、、、練習しなきゃ」と妻は張り切りだした。
>>>>>>>>>
妻に初めてゴルフを勧めたのは、僕だった。
付き合っている時に、二人で一緒にできる趣味を持つのは、
いいのではないか、と思ったからだ。
妻(当時は、彼女)を本気にさせようと思い、
ゴルフ道具一式をプレゼントした。
その後、何度か練習場デートをしたが、妻の方から、
「むつかしいわね、、男の人ばかりだし、、、わたしには、
ちょっと向いてないみたい」、と言い出し、
あまり興味をしめさなかった。
結局、そのまま妻のゴルフ道具は物置行きになり、二人でコースを回る、
という僕の目標はなくなってしまった。
今から数年前のある日のこと。
僕が家の中でパターの練習をしていた時、それを、じーっと
見ていた妻が突然
「ゴルフ、、もう一回してみよっかな、、、」と言う。
(わたしには向いてない、とか言ってたくせに、急にどうした？)
と僕は思ったが、
代わりに「いいんじゃない、健康にもいいし、、また、教えてあげるよ」
と言った。
「ふふっ、、ありがと、、それ、簡単そうね、、」
「これ？、、やってみる？」
「、、、その棒で、その球を、あそこの穴に入れればいいのよね？」
と、妻がパッティング練習マットのカップを指差しながら僕に聞く。
僕にはなんだか、エロく聞こえたが、妻は、いたって真面目に
言っている様子。
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