妻はクリ派　童貞と妻と僕、その12、最終回で～す。

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童貞と妻と僕、その12、最終回で～す。

２人に気付かれないようにドアを閉めようとした時だった。

『はぁっ・・・はぁっ・・・あ～また一杯出しちゃったよ・・・・・。

奥さんも凄いよね。こんなに濡らしちゃって、後始末大変でしょ(笑)』

『大丈夫・・・・シーツは毎日変えてるから・・・・・。』

『ね～ね～、今度また・・・連れて来ても良い？？』

『連れて来るって・・・・・またあの子？』

『ううん、別のヤツ・・・・ダメ？？』

『えぇ・・・・・また違う子なの・・・・？』

【あの子？？また？？？一体どういう事なんだ！！！】

私は閉めようとしたドアを逆に思い切り開け、中に踏み入った。

「どういう事なんだ！！！おまえ達、一体何をしていたんだ！！！」

突然の襲撃に言葉も無く固まる２人。

全裸のまま隠しもしないで私の方を見ている。

「あ、あなた！！な、何で？？？何でココに？？？？」

「最近のオマエの様子がおかしかったからね・・・・・。

悪いが見張らせてもらった。
　
まあ、隠れてしていたとは言え、相手がつよし君だから別に怒る必要も

無いと思ったんだが・・・・・・。
　
どういうことだ？？お前はつよし君以外とも寝たのか！！！」

「ご、ごめんなさい・・・・・。わたし・・・・・。」

「違うんです、古田さん・・・・。ぼ、僕が・・・・・

僕が奥さんにお願いして！！」

大体のいきさつは私にも想像が付く。大方つよし君が童貞を捨てた事を

友達に話し、羨ましがったその友達がつよし君にお願いしたのだろう・。

問題は葉子の方だ。身勝手かもしれないが、他人とのセックスを

隠されているのは私には許せない。

つよし君となら大目に見てやれるが、違う男まで巻き込んでいたのは

どうにも許せない！！！

そしてそれ以前に、いつから私に隠れて２人がセックスを

繰り返していたのかが気になった・・・。

「で・・・いつからなんだ・・・・・・。もう何回私に

隠れてセックスしたんだ・・・・・。」

「・・・・あの日から・・・・しばらくして・・・・・・

偶然近くで会ったの・・・・。それで・・・・。」

「それで・・・？あの時を思い出して・・・・って感じか？？」

「・・・・うん・・・・・。」

「で？？それからは？？？」

「・・・・それからは・・つよし君が下校が早い日に・・。」

「連絡は？？まさか・・・・携帯とか教えてた？？」

「・・・ごめんなさい・・・・・・教えた・・・・。」

何と葉子は、偶然再会した（近所に住んでいるので偶然でも

無いが・・・）その日に、つよし君を自宅に連れ込み、あの日の・・・

あの時の快楽を再び感じようと関係を結んでしまった・・・。

そしてその関係はその一度では済む事も無く、

度々自宅に招いては情事に耽っていたのだった・・・・・。

「で・・・・“あの子”ってのは・・・・。」

「・・・・一度だけ・・・・つよし君のお友達と・・・・・・

その・・・・・同じように・・・・。」

「童貞を卒業させたってか？？？でも・・・なんで？？？」

「あの・・・その・・・ね・・・・？」

答えに苦しんだ葉子がつよし君をチラリと見る。

「すいません！！！その・・・・僕がそいつに・

・・つい言っちゃって・・・・・。」

「“つい”って・・・・・。あの事は３人だけの秘密だったろう！！

実際、今日この目で君達がセックスをしているのを見て・・・・

“約束を破った”って思いはあったよ・・・。でも、

つよし君を巻き込んだのは俺だったからね・・・・・。

このままつよし君が飽きるまでそっとしておくのも良いかなとも
　
思ったんだ・・・・。それなのに君は・・・・・。」

「・・・・すいません・・・・・・ホントにすいません

・・・・・グスッ・・・・・。」

「謝って済む話じゃあないだろう！？

葉子は？なんでお前もそんな事を・・・・。」

「・・・・・だって・・・・・・私だって・・・・オンナとして・

・・見られたいの・・・・。」

「オンナとしてだって？？じゃあ何か？？オレはお前のことを女と

して見ていないって言うのか！？」

「そうじゃない・・・・・そうじゃないけど・・・・・・・。

でも・・・・アナタ・・・私の事を自分の性癖を満たす道具に

もしてるじゃない・・・・・。」

痛い所を突かれた・・・・・。確かに寝取られは私の・・・

私だけの性癖だった・・・・。

葉子にオンナとしての本当の悦びを感じさせる為、

と理屈をこねてはいたが、

本当の所は私が葉子と他人が絡むのを見て、

私自身が興奮したいだけだった・・・・。
　
当然葉子は、そんな私の内面を見透かしていたのだ。

それでも何も言わず、私の為にと見知らぬ男達に

抱かれてくれていたのだ。

私を含め、葉子を抱いた男達は、葉子の事を女性としてではなく、

性欲の捌け口としか見ていなかったのかも

知れない・・・・。いや、女性として見ていたとしても、

葉子の目にはそうは映らなかったのかも・・・・。

つよし君たちにも同じ事が言えるかもしれないが、

女性経験の少なさ（正確には“無さ”だが）故に

ただ純粋に葉子を求めていたのだろう。

男達に道具のように扱われるセックスは、身体は満たされて

も心は満たされない。

その逆に、葉子にも主導権を持つことができるつよし君たちとのセックスは、

葉子にとって心も身体も満たされるセックスだったのだ・・・・・。

私は不覚にも、この前まで童貞だった若い男に、

その事を教えられた気がした。

いや、教えられたのだ。

「分かった・・・・・確かにそうだったよ・・・・。

お前の気持ちなんて、これっぽっちも考えて無かったかも
　
しれないな・・・・・。でもな・・・これだけは言わせてくれ

・・・・・。オレはお前のことを本当に愛している・・・・。

愛しているからこそ、他の男に抱かせたりしたんだよ・・・・。

歪った性癖だけど、オレはもう・戻れない所まで来てしまった・・・・。

でも、もうこれ以上お前を苦しめたくないんだ。
　
だから・・・・これからの事はお前に任せるよ・・・・・。

もちろんつよし君との関係だって続けても良い。
　
他の男を探したって良い。でも、オレへの気持ちだけは変わらずに

いてくれるかい？」

「あなた・・・・・・。ううん・・・私こそ・・・・

あなたに隠れてこんな事しちゃって・・・・・。
　
でもね・・・この子のおかげで・・・・・久しぶりに自分が

女だって感じられたの・・・・・。
　
だから、これからの事は２人で考えましょう？

あなただけ置いて楽しむのはもう辞めるわ・・・・。」

今まで私主導だった寝取られプレイも、今回の事がきっかけで２人で

楽しむものとなった。

葉子にとっても、あくまで私の性癖に合わせて・・・・

というスタンスから、自分も色々な男と楽しみたいと

思うようになったのだろう・・・・・。

寝取られとは、夫婦がお互いに愛を深め合うのが前提だ。

私の様に自分の性癖をパートナーに押し付け、自分だけが満足しているので

は真の寝取られとは言えない。

それどころかそのパートナーにとっては、ある種“強姦”

に近い感覚を受ける場合もあるだろう。

そしてその場合は、お互いの愛を深め合うどころか、

相手の気持ちはどんどんと離れていく事にも繋がる・・・。

私達の場合は、つよし君という一人の童貞男とのプレイが

葉子の気持ちに変化をもたらした。

受動から能動へ・・・。旦那の独りよがりから夫婦の楽しみへ・。

今回の事は間違い無く今後のプレイをより良いものに

変えてくれるだろう。

しかし逆に、相手選びは今まで以上に慎重にならなくてはいけない。

何故ならば、これからは葉子にも相手に対する気持ちが

産まれるかも知れないから・・・・・・。

～～～fin～～～