妻はクリ派　気になるご近所、その12、　人生色々

気になるご近所、その12、　人生色々

気になるご近所、その12、　人生色々

あ～お待たせしました！

お得意さんのところで捕まっちゃって・・

少し待たせちゃいましたね・・

なんの！そう言うと近藤さんは手のひらを顔の前で扇いだ・・

駅前の立ち飲み屋を覗いてみると

店内はすでに客で満杯になっていた・・

あ～これじゃ、暫く空きそうにないですね・・

僕がもう少し早く終わっていたらよかったんですけど・・

ほかを当たりますか・・？

そう言えば西口の方に居酒屋のチェーン店が何店か

入ったビルがありましたね・・

そちらに行って見ましょうか！　そうしますか・・・

日曜の夕方はやっぱり人が多いですね！

うん！・・こちらは大丈夫そうですね・・

店内に入ると威勢のいい挨拶で若い店員が応対してくれた、

テーブル席とボックス席どちらに致しますか・・？

そうですね～そしたらボックス席でお願いします・・

こうしてにぎやかな店内のボックス席に案内してもらった！

はじめはビールでいいですか・・

えぇ！ビールで行きましょう～

こうして近藤さんとまた飲む機会ができた！

外で二人が飲むのはこれが二度目だ・・うん！

なかなか新鮮な魚を出しますね・・

大手の居酒屋チェーンもなかなかですね・・そう！　

居酒屋チェーンも今は馬鹿に出来ませんよ

ジョッキも二杯目を注文したあたりで近藤さんが

先日の温泉の話をしてきた・・

その後明子さんの様子はどうですか・・・？

ええ～明子も随分と楽しかったようですよ！

千夏さんとも仲良くなれたみたいだし・・

夫婦で温泉にはまりそうですよ！

　近藤さんのおかげですよ・・いや～ほんとに！

あ～それは良かったハハ・・

正直少し心配していましたから・・よかった・・

でも正直、明子さんはなかなか肝が据わっていますよ！

いや～僕も本当のところ驚きました！　

女の方がいざとなると大胆だとは聞いていますが・・

しかしあの日は、夫婦で刺激的な体験が出来ましたよ・・

ところで近藤さんが初めて混浴温泉で

露出をするようになったのはいつ頃からですか・・？

やはり僕は聞いてみたかった・・！

ハハ～露出ですか！　近藤さんは少し笑いながら・・

私が温泉好きでしたからね～独身の頃から・・

まあそれで結婚してからも千夏と温泉に良く出掛けていたんですよ・・　

ドライブがてらもあったのかな・・

千夏も初めは恥ずかしがっていましたよ！

混浴は嫌だなんてよく言っていたな～ハハ

男性客が沢山いるときなんかは今日は嫌だといって

女性専用の方に入ったりして・・

信じられないでしょ～はは～

千夏も若い頃は初心だったんですよ・・ハハ・・

そのうち回数を重ねるうちに千夏も混浴になれてきましてね・・

男性客がいても平気では入れるようになっていましたよ！

その頃はタオルで隠していたのかな・・

でもね～色々な温泉を廻っているうちに女性も

混浴に入っているのを沢山目にしますから

そんなことも要因になったのかもしれませんね！

そんな温泉巡りをしているときに露出しているようなカップルを

目にしましてね・・

それが私たちの露出のきっかけになったのだと思いますよ！

でもね～そのカップルは確かに露出をしているのだろうけれど・・

汚らしさとか、変態とか・・

そんな感じはまったく感じさせないんですよ・・

しかし何か伝わってくるんです！　味わった事のない快感が・・

その時の光景は今でも、強い残像として脳裏に焼きついていますよ・・・

それからですね！

私が露出の魅力にはまってしまったのは・・・

千夏にもお願いして・・

はじめは千夏も裸を見せることに抵抗があったみたいですけど！

何度か温泉に通っているうちに快感に変わっていったようでした・・

千夏も見られることに興奮を覚え感じるようになって！・・

私はそんな露出して他人に見られている千夏の姿を見て

とてつもない刺激と快感に襲われて・・

だからもう何年になるのかな～温泉で露出して・・

そんな経験が露出のきっかけになったんですね！

・・分かります！近藤さんの今の体験・・凄く！

僕もこの間の混浴温泉でおなじ様な気持ちを味わいましたから！

身体の中に刺激の電流みたいなものが流れましたから・・

鈴木さんもやはり・・そうでしたか～電気が流れましたか！ハハ・・

ええ～流れましたよビリビリ！・・

お互い感電しましたね～ハハハハ～

僕は近藤さんに経緯を詳しく聞けたこともあって

僕たち夫婦があの日に混浴温泉で体験して感じたいた心の中を

正直に話をする事ができた！

なぜか不思議なほど本心が話せていた・・

そうでしたか！明子さんが・・・

ええ・・帰りの車の中で疼いてしまったと！　

家に帰ってから明子がそう打ち明けてくれました・・

それでその日の夜はおかげで大変でした～

ァハハ～　
そうですかハハ・・温泉の効能が効きすぎましたか！

温泉はスパイスですよ鈴木さん！

・・だけど私は思うんですよ！　

本来温泉は裸で入るものでしょ女性が全裸で入っていると

露出をしているように見られがちですけど・・

でもね・・ちゃんと分かれているんですよ！　

男性専用、女性専用、混浴風呂と・・・ねっ！

選択肢があるわけでしょ・・

嫌で変に思うならそれぞれの専用風呂に入ればいいわけでしょ～

ねぇ～鈴木さん！そう思いませんか・・

だから宿側も客が好きな湯に入れるようにしてくれているんですよ・・　

ハハハハ～こうして自分を正当化しているんです！　

でも温泉はいいですよ文化文化！　ねっ！鈴木さん・・

そうだ鈴木さんに・・こんな事聞いてもいいのかな・・・？

ええ！　何でしょう・？

こういう話はなかなか・・・踏み込みづらい話で・・

悪気がなくて聞いて見ますが・・

ええ・・どうぞ、なんだろう・？

ま～その・・それでは気を悪くされたらごめんなさいね！

家もそうですが鈴木さんのところも子供がいませんよね・・・！　

こういう話はなかなか・・

あ～子供の・・イヤッ！気にしないで下さい・・

出来ないんですよ！・・

結婚して何年経っても妊娠の兆候がなかったので・・

夫婦で婦人科に行って検査してもらったんです・・

女房の方に原因があるとばっかり思っていたんですけど

・・そしたら・・

ぼくの方に原因があったんですよ・・

顕微鏡検査したら、いなかったんですよ！　オタマジャクシが・・

僕も正直はじめはショックでしたけどね・・

むしろ僕より明子の方が何倍もショックだったんでしょうね！

明子の実家の両親も楽しみにしていたようでしたから・・

あ～そうでしたか・・辛い経験されたんですね、

私は無神経な事を聞いてしまって・・　

鈴木さん許してくださいね・・そうだったんですか・・・

気にしないでくださいよ近藤さん！　しかし検査して僕も知ったのですが！　

意外と多いらしいですよ子種がない男性・・

近藤さんのところは・・僕も聞いてみた！

家は少し事情が違って・・千夏には姉妹がいるんですが

その上の姉の方が障害者なんですよ！

先天的な・・そんな姉を見て育ってきたでしょ～千夏は・・

そこに下の妹が結婚して、

子供に恵まれたんですがその生まれて来た子供がまた障害を

抱えていましてね・・

それで千夏は怖くなってしまったのでしょうね！

千夏の気持ちも分かる気がするんですよ・・

それで千夏に言われましてね！

私子供が欲しくないって！

　僕も何が何でも子供が・・そう思って！

千夏とはよく話し合いましたよ勿論！　

千夏も涙しながら・・決意が硬かったですね！

それ以上は僕も・・千夏の思いを考えると可哀そうでね

それで私はそれからまもなく、パイプカットをしたんですよ・・

ただ若かったでしょ～その時は・・医者の方も慎重に話を進めるんですね！

それで夫婦でその医者を何度か受診して詳しく事情を説明して・・

それでやっと、了解してもらって！　

それでも、もしか子供が欲しくなるようだったら

精子が通る管をつなげる手術が出来るからって・・

いい医者でしたね！

そうでしたか・・むしろ近藤さんのほうが・・

大変な思いをされてきたんですね・・

ちょっとトイレに・・