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奪われた妻、その2、帰ってこない妻、やはり

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奪われた妻、その2、帰ってこない妻、やはり

妻と隣のご主人[が旅行へ出かけ2日目となった。

昨日の夜は、ご主人が妻のために予約していた、

豪華なホテルのスイートルームに泊まっているはずだ。

妻からの電話では、

こんな豪華な部屋に泊まるのは、新婚旅行のときでもなかったと、

言っていた。

あの時ご主人は、お風呂に入っているといっていた。

心なしか、エコーの聴いた鼻歌が聞こえていたように思う。

あのあと二人はどうしたのだろうか。

そんなことを考えながら、私は眠れぬ夜をすごした。

今でも頭がぼんやりしている。

そして今日変帰るはずの予定を、妻が一日伸ばしていいかと、

言ったこともひとつの原因になっている。

夜、また妻から電話があった。

「あなた、今、大津なの。

琵琶湖がきれいよ。何か、変わった事ない。」

「ああ、こちらは子供たちも元気だ。

ご主人はどうだ。かわったことないか。」

わたしは、そういうのが精一杯だった。

本当なら、だいじょうぶか、へんなことはされなかったか、

まさか、抱かれたんじゃないだろうな、どうなんだ。

そういいたかったのだが、言えるはずもなかった。

「ええ、ご主人は元気よ、昨日の夜は楽しかったし

、でも私はちょっと疲れたわ。」

「疲れたって、お前まさか、ご主人と、、、、」

「そう、夜にねえ、ご主人と二人で、、、、

ホテルの近くのディスコに行ったの。」

「あっ、そ、そうか、そりゃあよかった。」

「でもね、変なことに気づいたの。

たいしたことじゃないんだけれど、、、」

「変なことって何だ。」

「このホテルに来て、

チェックインの時何気なく聞いていたんですれど、

前から予約してあったみたいなの。」

「前からっておまえ、昨日の夜1日伸ばしてもいいかって言うから

、、、、そこに泊まるなんて予定にもなかったじゃないか。」

「そうなの、だから、、、、まあいいわ、

今ご主人下に買い物に行っているの、

それにしても、景色がいいわよ。比叡山から琵琶湖大橋まで

、一望できるのよ。」

「そうか、そりゃよかったな。」

私の心配をよそに妻は、ご機嫌な調子でした。

「じゃ、明日帰るんだな。」

「ええ、その予定よ。」

「その予定って、お前、、、」

「冗談よ、明日帰ります。待ってて、、」

そういって、妻の電話は切れた。私は妻との話が終わり、

安心したのかほっとして、腰が抜けたようにその場に座り込んだ。

でも、また新たな心配が増えた。

帰るはずの3日目の夜になっても、

妻と隣のご主人は、帰ってこなかった。

そして、電話連絡もない。

妻[と隣のご主人[40]が、旅行へ行き4日目となった。

最初、1泊の予定が2泊になり、

昨日帰る予定が帰らず連絡もなかった。

私たちの子供も、隣のご主人の子供も、

楽しみに待っていたのにがっかりしながら、眠ってしまった。

しかし、一番首を長くして待っていたのは、当の私だった。

昨日はどこへ泊まったんだろう。 

ひょっとしてラブホテル、、、

ラブホテルには、ツインのベットはない。

あるのは、ダブルかキングサイズ、、、

同じ部屋で二人でいるだけでも心配なのに、

同じベットで二人で寝るなんて、何もないほうがおかしい。

そんな妄想ばかりが浮かび、気がつくと私の股間が膨らんでいた。

それにしても、妻が行っていた宿泊予定がなかったホテルに

予約してあったということは、計画的なのか。

あと15分ほどで、妻と隣のご主人が旅行へ行き、

5日目になろうとしている。

何処へ行ってしまったのだろう。

このまま二人して、帰ってこないのでは。

そんなことが頭をよぎった。

私は、テレビを見ながら、

気がつくと手が股間をさすっていた。

そんな時、玄関が開く音がした。

私はすぐに玄関に飛んでいった。

玄関には、女が倒れていた。妻だった。

周りには、誰もいずアルコールの匂いがし、

妻は酔っていた。

「おい、どうしたんだ。こんなに酔っ払って。」

私は妻を抱かかえた。

4日ぶり、いや1ヶ月ぶり思えた妻の温もりだ。

「あなた、ごめんなさい、遅くなって。

私、あなたに申し訳なくて、私、私、、」

「お隣のご主人が、かわいそうで、私、、、、つい、、」

妻はそういって眠ってしまった。

アルコールの弱い妻がどうしてこんなに。

私は妻を、寝室に運び寝妻の寝顔を見ながら、

先ほどの言葉を思い出していた。

お隣のご主人がかわいそうで、、、あなたに申し訳なくて、、

、とは、どういうことなのか。

やっぱり妻は、隣のご主人に抱かれてしまったのか。

それにしても、隣のご主人は何処にいるのか。

どうして一緒に帰ってこないのか。

私は隣のご主人に怒りを感じながら、

また眠れぬ夜をすごすのだった。




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