させ子妻、その8、旦那にバレたくなかったら、もう一度、よりをもどせ!…ひひひひ
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させ子妻、その8、旦那にバレたくなかったら、もう一度、よりをもどせ!…ひひひひ
会社帰り、私達は外食をする為、待ち合わせていました。
その頃、妻が気に入り何度かおじゃました和食店でした。
店に入ると、先に妻が来ていましたが、いつもの
カウンター席ではなく、後ろのテーブルに座って
いました。
「裕美、カウンターでなくていいの?」
『うん、今日はこっちでいいわ。ちょっと話しも
あるし…』
「話し…?そう…取りあえずビール、
お願いします」
何品かの料理を注文し、
あとは日本酒です。
妻は和食店なら日本酒、洋食店ならワインと
決めているのです。
「話しってなに?」
うん、さっきここに来る前、駅でばったり会ったのよ…
島田さんと…』
「島田って、元カレの?」
『そう…、あの人から声かけてきたんだけど、ほら…
携帯の留守電に何度か
入っていた話し、あなたにしたでしょ?』
「あぁ、聞いてるよ。裕美は無視して、かけてないんだろ?」
『かけてないわよ。それをね、
電話くらい出てくれてもいいんじゃないかって』
「なんだそれ!」
『旦那に隠したいのはわかるけど、
俺は裕美と終ったとは思ってないからねって言うのよ』
「はぁ?!2年前の事だよ?馬鹿じゃないか!そいつ」
『今でも、たまに会社に
来るじゃない。なんか視線は感じてたけど
、口きいた事もないのよ』
「そんな、ひんぱんに留守電入ってたの?」
『あなたと婚約した頃は、結構入ってたけど、
結婚してからは、ほとんどなかったわ…
結婚おめでとう、なんてあったけどね』
「女房、子供のいる奴だろ!なに考えてるんだよ。
なんか腹立ってきたなぁ」
『担当外れた時、お世話になりましたって、
みんなにお茶菓子もって挨拶に回った時、
私、わざと席外して、合わなかったのね…
その日には留守電入ってたわ』
「なんて?」
『私に逢いたくてお茶菓子までもって行ったのに
なんで席を立ったんだって…
担当を代わっても、たまには会社に顔を出すから、
お茶くらい一緒に飲もうよって、入ってたわ』
「それだって、半年も前の話しだろ!
ストーカーみたいな奴ダナ!」
「わかった、俺が何とかするよ!」
『何とかって…会社の人にわかるのは嫌よ』
どうする、と具体的なことを考えていたわけではありませんが、
妻が脅迫されたようで、許せない思いでした。
「まぁ心配するなよ。俺も知ってることだしさ」
『でも、本当。あなたに全部話しておいてよかったわ。
あなたに隠していたら、私どうして良いかわからなかった』
「旦那にバレたくなかったら、もう一度、
よりをもどせ!…ひひひひ」
『あれーご無体なぁ―、
ふざけてる場合じゃないでしょ』
「旦那と共同所有でどうだ?」
『んー、給料が二倍になれば考えてもいいなぁ』
「給料かい!…毎日掛け持ちで抱かれるんだぞ?」
『いいかもねぇ…』
「男二人で裕美を抱く!
俺は下半身、奴は仕方ない、口を使わせてやるか」
『あぁ-すてき、もう
どうにでもしてぇ―なんて言うはづないでしょ!』
ふざけてはいましたが、
なんとか、会社にわからないように解決しなくては、
と思っていたのですが…
二日後、出社間もない妻から電話がかかって来たのです。
それも、かなりあわてた声で…
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