デルヘル妻、その4、妻をこれほど愛おしいとは
デルヘル妻、その4、妻をこれほど愛おしいとは
どんな内容？
そうね、お客さんは会員制なの。
全てオーナーのお眼鏡にかなった人達。
女性はね、いろいろ。学生だったり、OLだったり。
もちろん主婦もね。
銀座のクラブでも通用する様な人もいるし、モデルもいるわ。
もちろん入れ替えもあるし、それに非常勤っていうのかしら、
呼ばれた時にだけ来る人もいる。
そう、それからお妾さんみたいになる女性もいるわ。
半年とか一年の契約ね。
女性によってはその方が都合がいい場合もあるし、
男性だってそうでしょ。
自分のセックスを知ってる女性を抱く方が本当は気持ちいいじゃない。
専属かどうかはお互いが納得すればいいこと。
え、どれ位の男性と寝たかって？う～ん、覚えてないなぁ（笑）
男性ってやっぱり人数を気にするのね。
あのね、あそこのお客さん、そんなに多くないのよ。
勿論、100人以上いるけど。
本数でいったら、う～ん、覚えてないわ。
ただね、ある程度決まった男性とセックスを深めて行く方がいやらしいわよね。
だって、そうでしょ。女だって使い捨てにされるより、
疑似でもいいから決まった人に求められたいもの。
あくまで気持ちの問題だけど。
え、それで儲けになるのかって？
あ、本数を稼がないとって言う意味？
だったら、それはちょっと普通の風俗と違うかも知れない。
まず、単価が高いのよ、当然。
そのクラブで、そうね、五本も取れればちょっとした収入になるわ。
みんな、表の仕事があるから、それ位で十分なのよ。そこわね。
それにね、そこは徹底的にセックスを仕込まれるのよ。
仕込まれるっていうか、開かれる。
そう、女で生まれたことを感謝しちゃうくらい。
ウチの主人なんてね、前より私のこと愛してくれるわ。
男と女って不思議よね。
大丈夫よ、そんなに心配しなくても。
女性のことはとても大切にしてくれるから。
きっと奥様ももっと美しくなるわ。
旦那様はしばらく大変だと思うけど。
だから素直に奥様を求めた方がいいと思いますよ。
他の男性の体液を上書きする位、激しく。
嫉妬って人間の本当の愛情だから。
ウチはそうやって絆が深くなったの。本当よ。
夫婦の間で、溢れる本能のままにお互いを
求めあってる人達なんてそんなにいないでしょ。
いい機会だと思ってよ。
私は思いも付かない心境になっていた。
いや、整理なんてついていない。
ただ、諭されたのは間違いなかった。
結局、私は漫画喫茶で時間をつぶしました。
店のホームページをずっと眺めてました。
それは人材派遣会社のページになっており、
奥へ入るには会員番号を入れなくてはいけません。
私は妻に教えてもらった番号を入力し、
女性紹介のページを閲覧してました。
程なく、恵美を探し出しました。
やはり茶系のスーツを着て美しく微笑む写真がありました。
それからまるで銀座の夜蝶の様にドレスを纏った写真。
先ほどの女性とはまた異なった妖しいオーラが出ている。
それからヌード。ガーター姿の後ろ姿、
ソファに座って脚を開く姿、四つん這いで振り返る姿。
これが先ほどの女性か？
と思う程妖艶な姿に思わず勃起しました。
そして動画がありました。
バイブを使ったオナニー、騎乗位で悶える姿、バックでイキまくる姿
私は自然とペニスをしごいていました。
そう、私の妻は今、まさに一人目にそうされているんです。
自分の妻が他人に犯されている。
そんな時間を過ごすことになるとは思ってもいませんでした。
17時半、終わりました、とメールがありました。
私は外食を誘いました。
息子は同居している私の母が面倒を見てくれています。
妻はエステサロンで事務の仕事を始めた、
と家族には説明してありました。
18時25分に着きます。
妻のそのメールを受け取って、
彼女が現れるまでの時間はまるで付き合い始めた時の様でした。
胸がキュンキュンする、そんな感情を久しぶりに思い出しました。
電車が着きました。
人ごみにまぎれ、妻が歩いて来ました。
黒のワンピースに身を包んだ妻が私を見つけました。
泣きそうな笑顔を浮かべ、
小走りに走って来る妻を思わず私も走って迎え、
ロータリでギュッと抱きしめました。
周りの視線等気になりませんでした。
妻をこれほど愛おしいと思ったことはなかったかもしれません。
それが正直な気持ちでした。
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