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妻と私の性癖、その6、彼に支配される妻











妻と私の性癖、その6、彼に支配される妻

久美との交わりがすぐに断ち切られることはなかったが、

行為のたびごとに制約が増えていった。

裸身を見られなくなり、キスが出来なくなったのに続き、

股間へ指を這わせることも拒まれるようになった。

下腹部へ向かって指を下ろしてゆき、

繁みを越えて更に中心部へ指先を進めようとすると、

脚をかたく閉じ、指先をそっと払われてしまう。

「ごめんね。彼があなたには触らせるなって…」

暗闇なので表情は窺えないが、

心から申し訳なく思っていることは声音からも充分に伝わってくる。

私の勝手な性癖を押し付けたことが久美を苦しめているのだろうか?

そう心配し真意を尋ねたが、そうではないと言う。

「私の身体は彼のものだから。あなたには悪いと思うけど…」

実感が込もっていた。

久美はすっかり不倫相手の虜になってしまったようだ。

彼の命令に嫌々従ってるのでも、私の性癖に渋々付き合ってるのでもない。

自分の意志で拒否していると言うのだから。

不倫相手の性癖も読めてきた。独占欲が強く、

明らかに寝取り志向の男だ。

そうでなければ、たとえ久美から夫の寝取られ性癖を打ち明けられたとしても、

夫婦生活に制約を加えてきたりはしない筈だ。

久美はそんな男の命令に進んで従っている。

この分なら制約はどんどんエスカレートしていき、

夫婦の性行為そのものが完全禁止されてしまうのも時間の問題だろう。

まさしく望み通りの形だった。

久美もそういう形になりたいのかと、念のために再度尋ねた。

消え入りそうな声で「うん…」と答えた。

久美の答えを聞き、私は引き返す道を自ら完全に遮断すると決意した。

見知らぬ男に性生活を管理される寝取られ夫婦になりたいと心底願った。

それまでの間、久美の身体を思う存分貪りたい。

そんな衝動が突き上げてくるのを感じた。

アソコを舐めてもいいかと問うと「それはまだ禁止されてないから…」。

絶対に触らないからと約束すると、久美は脚を大きく開いてくれた。

唇を寄せると、おびただしく濡れていた。

彼との行為を思い出しているのだろうか?

そう思うと堪らなくった。食らいつくような勢いで秘唇に吸い付いた。

しこり切ったクリトリスを舌で転がし、割れ目に沿って舌先をなぞらせる。

膣は激しく収縮を繰り返し、次から次へと淫液を吐き出していた。

私は舌先を目いっぱい尖らせると、そこへ深々と差し込んでいった。

たちまち久美の嬌声が響く。私は噴き上がる淫液で顔中をヌラヌラにしながら、

久美の秘肉を貪り続けた。


久美の膣襞を舌先で抉り、溢れる淫液を味わいつつも、

やはり頭に浮かんでくるのは不倫相手と久美の交合シーン。

肉棒と秘裂がぶつかり合う光景が、圧倒的なリアル感を伴って眼前に迫ってくる。

今しゃぶりまくっているこの場所を、

見知らぬ男が思うがままに征服し、精を撒き散らしているのだ。

いつしか私は、自分の舌を男の肉棒に見立てて、

久美の膣奥へ懸命に打ち込んでいた。

久美の内股がしきりに痙攣する。何度も気をやっているようだ。

私と同じように、舌先を不倫相手の肉棒に見立ててるのだろうか?

そう考えると堪らなく苦しくなった。が、

肉棒はそんな気持ちとは裏腹に猛り狂い、ピクピクと脈動していた。

(久美の中で果てたい!)私は衝動が抑えられなくなった。

久美の確認も得ず、肉棒を素早く秘裂にあてがい一気に挿入した。

ひときわ高い嬌声。大きく仰け反り、脚を絡み付けてきた。

久美の頭を抱え込み、激しく腰を打ち付けた。久美もリズムを合わせ、

精一杯応えてくれる。

互いのツボを知り尽くした夫婦の交合。

そんな当たり前の営みが、もうすぐ許されなくなる。

期待と絶望感、相反する感情が、官能で半ば溶けた意識の中で交差した。

顔を寄せ、キスを求めてみた。

必死に顔をそむけ、応じてくれなかった。

快楽に身を委ねている状態でも、

不倫相手に操を立てることを忘れない。

身も心も寝取られていることは疑いようがなくなった。

私は悟った。夫婦らしい営みは今夜が最後になるだろうと。

少なくとも、ナマの肉棒を直接受け容れるような形でのセックスには、

二度と応じてくれなくなる予感がした。

ずっと久美とセックスし続けたいという執着。

一日も早くセックスを禁止されたいという不可解な性癖。

葛藤の末、後者の意識が前者を押し退けた。

私は後先のことも考えず、久美の耳元に口を寄せ訴えかけた。

「今夜のことも全部、彼に話してくれ…。

一日でも早く、久美のアソコを独占するよう頼んでくれ!」

言った尻から後悔し始めたが、興奮の高まりがそんな意識すら吹き飛ばした。

最後の交わりなら、心の底から耽溺しよう。肉棒の隅々にまで、

久美の襞の感触を刻み付けておこう。そう思い、力の限り突き立てた。

「ああっ、いいっ! そこ、そこ! 昨日みたいに突いてぇ!」

昨日は久美とセックスしていない。

不倫相手との交合を想像しているのは明らかだった。

嫉妬で燃え盛った。子宮を壊す勢いで亀頭をねじ込んだ。


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