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私の知らない妻、その2、ムッとする熱気とともに甘酸っぱい女の匂い

男性が用意する場合、巨根が女性器に飲み込まれるといった理想の幻影を追い求めるのでなく、女性が求める快感を理解し、応えられるものを探し出してください
オーシャンズ5
オーシャンズ5



私の知らない妻、その2、ムッとする熱気とともに甘酸っぱい女の匂い

そう…それはとある土曜日の出来事でした。

前夜翌日が休日である為に、

趣味の読書がついつい朝方までとなり目覚めたのは昼過ぎでした。

妻である悠莉子は休日出勤。

寝ぼけて思考が定まらぬ私は熱いシャワーを浴び、

生乾きのボサボサ頭でリビングに向かい、

コーヒーを飲みながら新聞に目を通していました。

以前ならば土曜日は専業主婦であった妻と散歩がてらに

近所の行きつけの喫茶店でランチが週末の日課だったのですが、

今では仕事が多忙を極める妻とはそんな時間も無くなりつつありました。

昼下がりのテレビから聞こえる甲高い芸人の声が耳障りに感じた私は、

久々に音楽でも聴こうとCDラックの中から妻と出会った頃に

良く聴いたCDを探したのですが見当たりませんでした。

【あれっ?何処にやったかな?

妻が自分の部屋にでも持っていって聴いていたのかも知れないな…】

半年前に妻がエリアマネージャーに昇進し、

捌ききれぬ仕事を自宅に持ち帰るようになった頃に

私達夫婦は寝室を別々にして、

お互いの寝室がそれぞれ書斎兼寝室のようになっていました。

当初、寝室を別々にする事には不満があった私でしたが、

この頃にはすでにセックスレスな夫婦でもあり、

こんなに楽しそうに生き生きと仕事に打ち込み、

傍から見ても専業主婦であった頃とは

別人のような輝きを取り戻した妻を

【素直に応援してあげたい…】

そんな気持ちからの発展的な夫婦別々の寝室への

流れだったのです。

こうなると不思議な物で妻は掃除や洗濯をしなくてはならないので

私の寝室に入っているのですが、

私が妻の寝室に行く事は、殆ど有りませんでした。

私にはそこが、【妻の書斎兼寝室】が、

何やら仕事に打ち込む妻の聖域であるように感じていたのです。

私はCDを探す為に、

この数ヶ月一度も踏み入れる事の無かった妻の寝室の扉を開けました。

ドアノブを回し扉を開くと昼下がりの閉め切った妻の寝室から

【ムッとする熱気とともに甘酸っぱい女の匂い】

が私の全身を包みました。

蒼色のカーテンで閉めきられたままの室内は薄暗い。

蒼色を基調に統一された寝具に木目張のクロゼットに大きな本棚と机…

そして室内に充満する濃厚な大人の女性独特の蜜の香り…

むせて目が眩みそうになる甘酸っぱい匂いに

一種異様な興奮にも似た物を覚えながら私はCDを探しました。

机の上に置かれたPCの横には乱雑に山積みにされた資料と

おぼしき書類…

ベッドの布団は半分捲られた状態のまま。

【やれやれ…いくら忙しいとは言え、もう少し綺麗に片付けろよ…】

私は軽く舌打ちする思いで雑然とした机の辺りを見ました。

積まれた本の脇に数枚の透明なCDのケースと

思しき物が見えました。

私は積まれた本や書類の山を崩さぬようにそれらを

慎重に引き抜くと探していたお目当てのCDを見つけました。

【おっ…やはり有ったか… 】

引き抜いた他の三枚は、

それぞれのケースに日付だけが記載された中身が不明の物でした。

【う~ん…何だこれは?悠莉子の仕事絡みの物かな?】

この時の私はそれらのディスクの中身など大して気にする事も無く、

元の置かれていた場所に戻してしまいました。

後々になって見ればこれが痛恨の極みでした。

せめてこの時にこれらのディスクの正体に気付いていれば

或はあれ程の事にならなかったかも知れないのです。

私は見つけたCDを片手に何げ無く妻のベッドに腰を下ろしました。

あらためて雑然とした室内を見回しながら

【フゥ… … …】

っと深く息を吸い込むと布団に染み込んでいるのであろう妻の女の匂いが

鼻腔を刺激しました。

【アイツこんな匂いだったかな?】

妻である悠莉子とは約2年もの歳月セックスレスではありましたが、

家庭の中では別段二人の間に寝室を分けた以外は

距離間がある訳ではありませんでしたから、

日常の生活の中で妻の髪から漂う匂いや体臭などに

違和感は感じていなかったのです。

しかし今、妻の寝室に篭るように漂う匂いは

【私の知る妻悠莉子の持つ匂い】ではありませんでした。

その匂いに戸惑いながら周囲を見回す私の視界に、

捲れた掛け布団の内側に隠すように押し込まれた白いネット状の物が

見えました。

【何だろう?これは…】

私は自然とそれに手を伸ばしていました。

アダルトグッズです。
ちょっとしたいときに役立ちます

ザ・生まん
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