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旅館で燃える妻、その6、最終回です。





旅館で燃える妻、その6、最終回です。

あれほど、何度も男達に犯されたばかりだと言うのに、

妻の蜜壷は愛液が滴るほどに濡れていた。

「あなた、中でいって」

 うわ言のように妻が言う。

「あなたがいったら、わたし、あの人たちの所へいっていい?」

「いきたいのか?」

「刺青した、危ない人たちにされてるところ、見たい?」

「そんなに良かったのか?」

「これからよ、あの人たち、これからわたしを皆でSEX漬けにして、

なんでも言うことを聞く女に変えてやるって」

「そうされたいのか?」

「仕方ないわ、だってわたし、名前も、住所も、あなたのことも、

全部話すように言われて、応えてしまったもの」

「馬鹿な」

その瞬間、私は妻の熱く濡れそぼる肉壷に、

ありたけの欲望を吐き出していた。

妻から離れ、荒く息をつくわたしに、妻が笑いかけた。

「あなたって、本当に好きなのねぇ」

「なにが?」

「変態セックス」

「なんだ、それ」

「普通なら、奥さんが、

得体の知れないヤクザに犯られてたと知ったら、

びっくりしてそれどころじゃないわよ」

「そうだ、行くのか?」

「行って欲しい?」

「そんなことあるはず、ないだろ」

「ばーか、行くわけないでしょ」

{?」

「全部、嘘」

「嘘?」

「そ、お部屋に行ったら、四人がね、

少し旦那さんを懲らしめてやりなさいって

、いろいろストーリーを考えてくれたの」

「は?、でも、あそこから精子の匂いがしたぞ」

「四人の中に、お医者さんがいたと言ったでしょ、

彼は精神科の先生で、初めに精子が詰まったコンドームと、

すごい数のキスマークを見せれば、

先入観でありもしない匂いを旦那さんが感じて、

話しに信憑性がでるって、覚えるの大変だったんだから

、なのに、あなた、よけいに興奮しちゃうんだもん、

懲らしめるのは失敗ね。

でも、四人としてきたのは本当よ、そして、

彼らはとても優しく抱いてくれたし、満足してくれたわ」

妻は言うと、本当に楽しそうに、うふふと笑った。

翌朝、大食堂で朝食を摂っていると、妻が急に箸を置き、

わたしの背後に向かって、少し甘えた笑顔を見せながら、

両指でバッテンマークをつくった。

「誰?」

 と言って振り向いた私の眼に、食事を終えて、

食堂から出て行こうとする四人の男性が見えた。

「昨日の四人に、あなたを懲らしめたのが失敗したと教えたのよ」

 妻が言った。

 もう一度、食堂から遠ざかる四人を振り返った。

 わたしの目に、パンチパーマをかけ、

屈託なく笑いながら食堂を後にする男達の姿が見えた。

そのうちの一人の二の腕に、はっきりと見えた、

色彩豊かな刺青については、決して妻には問うまいと決め、

妻が差し出す手に、おかわりの茶碗を差し出した。

宇佐羽えあ 抱き枕カバー
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