実録/ラマン、その50、私達四人を繋ぐ糸は 余りにも複雑に絡み合ってしまっていた
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実録/ラマン、その50、私達四人を繋ぐ糸は 余りにも複雑に絡み合ってしまっていた。
彼が妻を抱いている最中に、
私からの電話に妻を何とかして出させるから、
私の電話に出た妻の様子をお互い楽しもうという彼からの提案だった。
既に16:00を回っていた事に気づいた私は慌てて妻に電話を入れてみた。
「―‥―‥―‥―‥
―‥―‥―‥―
―‥―‥―‥―」
十回程呼び出した後、妻の携帯は、
留守電の音声案内へと切り替わってしまい、妻は出なかった…
着信に気づかないのか…?
それとも…?
妻が電話に出る事を拒んでいるのだろうか…?
上田君は、妻を説得すると言っていた…
一呼吸おいて、再度電話してみた。
「―‥―‥―‥―‥ ―‥―‥―‥―‥
―‥―‥―‥―‥
、は、はぃ、!」
で、出た…!!
「あ、ママ…俺…っ!」
心臓の鼓動が急激に高鳴り始める…
「は、はぃ、ッ、、
、、、、、、、、、 ッ、、な、何っ、、
、、、、、、、、、 どう、、したの、」
平静を予想いながらも、
声を詰まらせながら答える必死な妻の声が返ってくる…
その不自然な様子から、
電話の向こうの今の全ての状況が想像出来た。
多分…
今妻は、確実に、
上田君にハメられながら電話に出ている…!
、
「あ、いや…なに、今、何処かなって思って…?」
「、、コホッ!、、 ぃ、今、、、、ッ、 ま、まだ、鎌倉、ッ
、、、、、、、、」
状況が分かっているからこそ、
喘ぎを必死に我慢している妻の様子が、手に取る様に解った…
そんな妻の声を聴いていたら、
私の中に、激しい嫉妬心と猛烈な興奮の炎が心に火を付けだした。
私のベニスは、バイアグラの効果と、
先程、二度めの射精のタイミングを逃していたせいで、
固く勃起したままだった。
「…どうした…?
…………… 何か、様子が変みたいだけど…?」
わざとらしく尋ねてみた…
「、、ご、ごめんなさい、、、、ぃ、今、ちょっと、
手が離、、せな いから、、、、、、 、、、、後でまた、
、、かけ直します、 ぁっ‥ー‥ー‥ー」
微かに、〃ぁ〃、と叫ぶ妻の声が聴こえた瞬間…電話は切れてしまった…
私の脳裏には‥
妻と上田君の絡み合う姿‥
彼に激しく突かれながら、歓喜の雄叫びをあげる妻の恥態‥が浮かんでいた。
そして‥
その二人の行為は、
今頃しっかりと隠し撮りされている事でしょう。
敢えて、電話をかけ直してみる事はしなかった。
暫くの間、
妻の声を思い出しながら、一人で悶々とした気持ちになっていた私の元へ
、
シャワーを済ませた綾子が戻ってきた。
シャンプーまでしたのか、頭にはフェースタオルを巻き、
バスローブを羽織った綾子が、仰向けでベッドに寝そべる私の元へやって来ると
私の横へ添い寝してきた。
「‥‥……?どうしたの…?」
綾子が、怪訝そうな顔で尋ねてきた。
「…んッ…? …何が…?」
「…何か…ボーッとしてたよ…? ‥‥何か‥あった‥?」
「別に何にもないよ…!」
「 …そう…?それなら良いけど‥ やっぱり‥
お姉ちゃんの事が心配なんでしょう…?」
「そんな事ないよ‥ …………… 少し疲れただけだよ…!」
「 ‥‥‥‥‥ ごめんなさい‥
‥‥‥‥‥ きっと私のせいね‥ ‥‥‥‥‥
私が‥お兄ちゃんに変な事‥
させちゃったから‥それで、気疲れしたのね‥きっと‥」
「気疲れなんかしてないって‥!
‥‥‥‥‥ 逆に俺は、嬉しい位だよ‥!
綾は俺に、全てをさらけ出してくれたんだ‥!
俺の心の中は、今、感激の想いでいっぱいだよ‥!」
「‥本当に‥?
こんな変態女みたいな私でも‥嫌いにならなかった‥?」
「当たり前じゃないか‥!嫌いになんかなるもんか‥!
ますます好きになったさ‥!」
「‥お兄ちゃん!」
真剣な眼差しで私を見つめていた綾子はそう叫ぶと、
私に躰を預ける様に、必死で私の躰に抱きついてきた。
私は、綾子が纏っていたバスローブを荒々しく剥ぎ取ると、
そのまま綾子に覆い被さっていった‥
私は、綾子を抱きながら、頭の中で、色んな事を考えた。
私が綾子を抱いている今この瞬間‥
妻は上田君に抱かれている‥
その妻は、自分の浮気が私と綾子にバレているとは知らないでいた‥
そして‥
妻と上田君は、私と綾子の関係を知らない‥
そして、綾子は‥
私と上田君が一緒になって、妻を調教している事を知らない‥
私達四人を繋ぐ糸は
今はもう、余りにも複雑に絡み合ってしまっていた。
30分程が経ち‥
そろそろフィニッシュが近づいていた私は、
綾子に腰を大きく打ち突けながら必死で腰を振っていた。
その時だった‥
枕元に置いてあった携帯が突然、
けたたましい着信音を鳴り響かせたのだ。
私は、腰の動きを止め、枕元の携帯を手に取ると携帯を開いてみた。
着信は、妻からだった。
息を切らせながら私を見上げる綾子が、
心配そうな表情で私を見つめる綾子が、尋ねてきた。
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