ソープにデビューした妻、その４、浮気相手を尾行します。
ソープにデビューした妻、その４、浮気相手を尾行します。
当日、私は15時前に待ち合わせ場所に向かいました。
15時少し前に四郎からメールが入りました。
メールは『到着しましたどんな感じですか」
私は写メの男を捜しますがなかなか見つかりません。
裸のセックス後の顔と普段の顔がなかなかマッチしません。
15時を少し過ぎた頃にまたメールが入りました。
私は携帯でメールを入れている男の中に四郎を見つけました。
今度は此方から返信メールです。
既に入力していたメール文を発信しました。
メール文は
『ごめんなさい。駅に向かっていたら主人と駅の階段で鉢合わせして……
買い物途中と偽り今は自宅です。
今日はキャンセルにして下さい。逢いたかったです』
四郎を見るとメール着信を確認し……
少し不貞腐れた感じで歩きだしました。
リベンジの開始です。
私は四郎の後を追跡です。
追跡は完全に疑念を抱いていない男の追跡ですので、至極簡単です。
四郎は腕時計を確認して次の行き先を思案しているみたいです。
他人の妻とのセックスがお流れになった後です。
四郎の状況は良くわかります。
私でも次を物色すると思います。
戸惑いをみせていた四郎は自分の中で一つの結論を出した様で……
目標に向かって歩きはじめています。
私は四郎が何処で遊ぼうか関係ありません。
四郎の自宅の確認が出来ればそれで今日の目的が達成出来ます。
四郎は繁華街の外れのピンクサロン所謂ピンサロを
目指していたらしく、躊躇なく店に入店しました(笑)
妻に出す予定のザーメンの放出に来ただけです。
私も入店しょうか迷いましたが、外で放出待ちです。
30分も過ぎたでしょうか、四郎が出て来ました。
憑き物が落ちた様に温和な顔になっています。
私は店の全景と四郎を上手く写メで撮りました。
四郎は憑き物も落ち……自宅への帰宅に行動
四郎は一つの答えが出たように歩きはじめました。
自宅へ帰宅すべき四郎は歩みを進めます。
まだ帰宅ラッシュには早い電車に乗り５つ目の駅で
四郎は下車しました。
此処からが勝負になりますが、
尾行の術を学ぶこともない私は少し早帰りのサラリーマンを
演じながら四郎の尾行です。
幸いにも尾行相手の四郎が完全なる無防備ですので、
尾行は容易です。
駅からバスに乗るのかと思いましたが、徒歩での帰宅です。
30メートル程度の距離をとりながら10分も歩いたでしょうか
………とあるファミリーマンションに入ろうとしている四郎を見て、
私はダッシュで入口まで走りました。
案の定、オートドアロックです。
今では当たり前の装備ですが……
自宅確認には離されたくない障害です。
四郎は自分のロックナンバーを入力している所です。
すかさず、私は……『お疲れ様です。今日も暑かったですね。
風呂とビールですね(笑)』と話し掛けました。
四郎は適当に相槌を打ちますが、
どうにか四郎に続いてマンション内に入る事が出来ました。
エレベーターホールで互いにエレベーター待ちです。
四郎が先にエレベーターに乗ります。
私はわざと鞄を落とし時間差でエレベーターに入りました。
四郎が８階を押して居ます。
私は10階を押します。
エレベーターは途中留まらず８階に………
四郎が軽く会釈してエレベーターから降ります。
私はすかさず開延長ボタンを押して外を伺います。
扉は閉まりませんが……音もしません。
四郎の足音だけが規則正しく聞こえて来ます。
四郎がインターホンに『ただいま！』と声をかけ、
扉が開く音が聞こえて来ます。
私はエレベーター搬機から顔を出し部屋を確認しました。
四郎の名字は益田とわかりました。
改めて部屋番号を確認して退却です。
