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身代わり、その34、その声だけで濡れちゃう・















身代わり、その34、その声だけで濡れちゃう・

「あたしにもう魅力がないって・・・そうなんでしょ・・・

あたしはヨウ君にためならって・・・そう思って・・・

うぅ・・えっく・・・」

「いやいや・・それはだから誤解っつうか、

言葉のアヤってやつでさぁ~」

泣きながら訴える妻とは対照的に小僧の方は

ニヤニヤと笑みを浮かべて妻の機嫌を取ろうとしますが、

妻は聞く耳を持ちません。

ならばと小僧は腰に手を回して引き付け、強引に妻の唇を奪いました。

「んんッ!・・・・うッ!・・・んぅぅっ!」

妻は抵抗しながら空いている片手で小僧の胸板を押し、

引き離そうとしますがそれも丸太のような太い腕で

掴まれ阻まれてしまいます。

「んんんッ!・・・・んんッ!・・・」

妻は掴まれた手を振りほどこうと震えるほど腕に力を込めますが、

それも弱々しいものとなり・・・やがて・・・

まるで力が抜けたようにダラーンとしてしまいます。

そしてほどなくすると・・・

チャプチャプといった音が私たちの乗る車内にまで聞こえはじめました。

さきほどまでの抵抗もどこへやら・・・

妻の表情もさきほどまでの険しいものと違って、

うっとりとしたものへと変わっていっていました。

妻は小僧のキスを受け入れてしまったのです。

二人は一度キスを止めて、何事か話したあと、

「ほら・・・顔上げろって・・・泪姉・・・・」

小僧はそう言って妻を抱きしめ、顎に手を掛けると上を向かせ、

2、3回軽くキスをします。

そして囁くように小僧が耳元で何かを言うと妻はウンウンとうなずき、

ゆっくりとその手が小僧の背中へと回されました。

「あぁ・・・ヨウ君・・・」

小僧が顔を寄せると妻はそっと目を閉じ、

ふたたび小僧の唇を受け入れました。

「ん・・・・・んん・・・」

小僧と妻は・・・・生々しい音を立ててお互いの唇を求め合っています。

妻の両手は小僧の丸々と太った体を抱きしめ・・・

小僧は小僧でキスをしながら尻を愛撫したり、

むきだしになった妻の乳首をコリコリと摘んで刺激を与えたり・・・

半裸状態の二人が激しく舌を絡めあいながら求めあうその様は、

恋人同士と言ってもおかしくないぐらいのもので・・・

目の前で繰り広げられる光景に私は激しく混乱し・・・・

同時に・・・・興奮も覚えました。

「んはぁ・・・」

やがて口を離した妻は小僧を一度抱きしめたあと、

「あぁ・・・ヨウ君・・・・好きぃ・・・・」

そう言って小僧の顔や耳、首へと舌を這わせはじめます。

「気持ちいい?・・・・ねぇ・・ヨウ君・・・気持ちいい?・・・」

「いいわ、そこ。マジで・・・泪姉・・・やっぱ上手ぇよ・・・」

「もっと気持ちよくなって・・・・」

おそらくモードが入ってしまったのでしょう。

(ムカつきますが)妻は小僧に媚を売るような仕草を見せ・・・・

ブヨブヨに弛んだ胸板や脇などといった場所も唇と舌を

駆使して丹念に愛撫していきます。

下腹部を舐めながら徐々に下がっていき、地面にひざまづくと・・・

小僧の短パンを下ろして目の前でわななく小僧の肉棒を見つめます。

「ヨウ君の・・・・大きい・・・本当に・・・」

「俺様はいつでも元気だからなっ!」

「そうね・・・・いつも・・・素敵・・・・」

「へっへっへ・・・・」

小僧は自分の肉棒から溢れ出る透明の粘液を親指で

掬うとそれを自分の足元にひざまづく妻の唇へと

持っていきます。

小僧の意図が分かったのでしょう。

妻は目を閉じてそれを受け入れ・・・・

「あぁ・・・・・」

粘液が着いた小僧の指が右から左へ、

ゆっりと唇をなぞるのに合わせて声を漏らし・・・・

小僧の手を両手で握り締めると、

その親指を愛しそうに口へと含むのでした。

その様子を楽しそうに見た小僧は、

「指じゃなくて・・・・もう一個の方・・・・しゃぶりたいだろ?」

ニヤニヤしながらそう告げます。

「うん・・・しゃぶりたい・・・・」

「何を?・・・・言ってみろよ、泪姉・・・」

「ヨウ君のオチンチン・・・・大きくて・・・

悪いことばっかりするオチンチン・・・・」

妻は小僧を見上げ・・・とてもいやらしい笑み(

本当にいやらしい感じでした)を浮かべます。

「んじゃあ・・・何をどうしたいか・・・続けて言ってみろよ・・・」

「ヨウ君の大きなオチンチンをおしゃぶりしたい・・・・

あたしの口で気持ちよくなって欲しいの・・・・」

「オッケー!」

ぐっと腰を突き出して催促する小僧を妻はじっと見上げ・・・

小僧に見せつけるようにゆっくりと・・・巨大な肉棒を口に含みます。

「んっ・・・・」

妻は根元まで咥えると同じようにゆっくりと引き抜き、

もう一度唾液にまみれた小僧の肉棒をゆっくりと咥える。

そんな動作を繰り返します。

そして口内の奥深くにまで含むと舌を使って愛撫しているのでしょう。

「んふっ・・・んんんっ・・・・」

妻は根元まで咥えた状態のままクチュクチュと音を立てて

小僧に奉仕します・・・

「おお・・・いいね・・・・・」

そして一旦引き抜くと今度は舌を伸ばしてペロペロと舐めはじめました。

それはまるでキャンディーを味わうかのような感じで・・・

妻は小僧の肉棒を思う存分に味わっているようでした。

そんな妻に小僧は、

「オレの・・・悪いオチンチンなんだ?」

笑いながらそう問いかけます。

妻は鼻息を漏らしながらウンウンとうなずき・・・

「そう・・・・あたしを泣かせる・・・悪いオチンチン・・・・」

と、言いますが・・そう言いながらも片手で小僧の袋を揉み・・・

「でも・・・大きくて・・・硬くて・・・大好きよ・・・

ヨウ君の若いオチンチン・・・味も・・・匂いも・・・全部好き・・・」

妻は小僧の肉棒を掴むとそれで自分の顔をペチペチと叩き・・・・

「嬉しいよ・・・ヨウ君のオチンチン・・・こんなに固くなってくれて・・・

あたし、嬉しいよ・・・」

妻はそう言うと愛しそうに小僧の亀頭にチュッチュッとキスの雨を降らせ

・・・鈴口に口を寄せると漏れ出る粘液を音を立てて吸い取りはじめます。

これには小僧も驚いたのか、

「泪姉・・・そんなのすんの初めてじゃね?マジで今日ノリノリじゃん!」

大喜びでそう言います。

「へへへ・・・ひょっとしてそれ旦那にいつもやってんの?

門倉スペシャルって感じ?」

「ううん・・・旦那には・・いや、誰にもしたことない・・・

ヨウ君が初めて・・・・」

「マジぃぃぃ!?」

本当です。私はそんなことしてもらった経験、一

度もありませんでした。

「やっぱ泪姉・・・オレに相当惚れてるな・・・」

「うん・・・惚れてる・・・・」

妻は小僧の肉棒を唇でついばみながら答えます。

「誰のチンポが好き?」

「ヨウ君・・・・世界一好き・・・」

「旦那よりも?」

「うん・・・旦那よりも・・・・今まで付き合った男と比べても

・・・・ヨウ君が一番よ・・・」

話してるうちに興奮してきたのか、

「あぁ・・・ヨウくぅぅぅん!」

妻は叫ぶようにそう言うとふたたび小僧の肉棒をしゃぶりはじめました。



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身代わり、その33、妻の手を取ると自分の肉棒を握らせます。






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身代わり、その33、妻の手を取ると自分の肉棒を握らせます。

私たちが乗る車の数メートル手前で・・・

小僧は口を開けたまま、ぽかーんと立ち尽くし・・・・

その正面では妻が小僧を睨みつけています。

それは正直・・・・私にとっても思いもよらない展開ではありました。

私は彩ちゃんから聞いた話から・・・・

妻は不本意なかたちで小僧に抱かれたにも関わらず、そ

の魅力に抗えないでいた・・・と思っていたのですから。

(しかし、本当のところ有紀は・・・・

小僧の虜になってしまったわけではなかったんだ・・・)

妻が見せてくれた態度に私はホッと胸を撫で下ろしていました。

しかし悠長に構えている場合ではありません。

小僧は「やれやれ・・・」といった調子で呆れたような態度を見せると、

手にしたコンビニ袋を地面に落とし・・・

「おめーなぁ・・・・」

そう言いながらゆっくりと妻に近づいていっているではありませんか。

(マ、マズイっ!・・・)

私は妻を救いに行こうとドアに手を掛けた、その時でした・・・・・

「金曜日にクラブで逢いたい。そのあとは好きにしていいから・・・

そう言って電話してきたのは自分だろーがっ!水曜によおっ!」

(えっっっ!????)

思わぬ言葉に・・・・・

私の体はドアに手を掛けたまま固まってしまいました。

(水曜って!?・・・)

私は咄嗟に助手席にいる彩ちゃんを見ましたが・・・

彼女も驚いている様子で、

「た、たしかにいませんでしたけど・・病院に行ったって聞いたし・

・・ま、まさかそんな・・・」

慌てふためくように彼女は小声でそう言いました。

しかし、驚愕の事実はなおも続きます。

「たしかに水曜、ここでやりまくったあとでまた金曜にでも

遊ぼうぜって言ったわ。オレからな・・・けど、

あの時言ったよな。嫌ならいいぜって・・・

来ねーんなら来ねーで構わねーしって・・・

そしたら夜中に電話掛けてきて『やっぱり逢う』

って言ったんだろうが!・・・・そっちからよ~!」

「・・・・・・」
「だいたいな~・・・・仕事抜け出してオレの家きて・・・ケ

ツ振りながらヒィヒィ言って喜んでるような女がいまさら

何カッコつけてんだよ?あぁ?・・・

旦那が寝たの見計らって、夜中に掛けてきて・・・

『声が聞きたかった・・・』

『その声だけで濡れちゃう・・・・』

んなこと言ってるヤツがいまさら何ぬかしてんだっ!」

小僧の信じられない一言に私は言葉を失いました。

(そ、そんな・・・・・有紀・・・冗談だろう・・・・

俺が寝てるのを見計らって・・・あいつに電話を?・・・・・)

しかし、小僧の言葉は私でなく妻へと向けられたものだし、

なにより小僧は私たちが同じ場所にいることに気づいていないのです。

小僧が嘘をついている、いや嘘であって欲しいというのが私の

その時の心境でしたが・・・・しかし、何も言わない妻を見て・・・

私はそれが真実であること知りました。

「イヤだの何だの言って・・・」

小僧は苛立った表情で妻に近づくとおもむろに胸倉を掴み、

タンクトップをきちぎらんばかりの勢いで下にグッと引っ張ります。

「じゃあ何でオレのリクエストどおりノーブラで来てんだよっ!」

伸びきった服の間から両の乳房が見えます。

嘘だろ!?と思いましたが小僧の言うように・・・

妻はブラジャーを着けていませんでした。

小僧は伸びきった服の隙間に手を差し込いれると片側の乳房を

剥き出しにさせます。さらに・・・

「下だってよ~!・・・・・」

小僧は妻のベルトに手を掛け、カチャカチャと手際よく外しにかかります。

(ま、まさか・・そっちも・・・なのか!?・・・)

ベルトに次いでジーンズのボタンが外され、ファスナーも・・・

小僧は腰にフィットした妻のジーンズに手を掛けると膝元まで

一気に引き下ろしてしまいます。

するとすぐに黒い茂みが現れ・・・

「ほらな・・・ノーパンじゃん!」

黒い茂みを晒したまま立ち尽くす妻に小僧の言葉が突き刺さります。

小僧は手を伸ばすとはみ出させた妻の胸と黒い茂みを弄りはじめ、

「泪姉だって期待してたから言われたとおりの格好で

来たんだろう・・・えぇ?・・・」

顔を寄せてそう言いました。

そしてうつむいて佇む妻の手を取ると自分の肉棒を握らせます。

「オレのもう熱くなってんのわかんだろ?・・・

ブチ込みたくてたまんねーんだぜ・・・・なぁ・・・

だからよぉ・・・早いとこ部屋行って・・・」

しかし、妻はその言葉を遮るように・・・

「じゃあ、どうして・・・・」

「あ?・・・・」

「じゃあ、どうして来ないなら来ないでいいなんて言うのよっ!

あたしじゃなくても他の人がいるからいいって・・・そういうことでしょっ!」

「あ・・・い、いや・・・・それはさ」

「あ、あたし・・・ヨウ君に誘われて嬉しかった・・・

また抱いてくれるんだって思って・・・・なのに・・・

なのに・・・なんで・・・・」

妻は涙を流しながら叫ぶように言いました。



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身代わり、その32、いいケツしてるもんな~・・・泪姉のは!








身代わり、その32、いいケツしてるもんな~・・・泪姉のは!

「へへへ・・今日もエロい体してるな~・・・」

小僧は私たちの乗る車からほど近い場所で・・・

妻の胸を揉みながら欲情を滾らせていました。

その光景を・・・助手席に座る彩ちゃんは口に手を当てて嗚咽を

堪えながら見ていましたが、それは私も同じことでした。

ここまで・・・話半分とは言いませんが、

私はどこか現実味のない物として彩ちゃんの話を捉えていました。

しかし、それはいまや紛れもない事実として私の目の前に迫っていたのです・・・

「泪姉、今日もけっこうナンパされてたけどオレがいなきゃ、あ

いつらに着いてったんじゃねぇの?・・・


えぇ?・・・このスケベ女~・・・」

小僧は耳元で囁きながら妻の胸を揉み、

頬や首筋をペロペロと舐めまわします。そして・・・

「このケツ!」

そう言ってもう片方の手で妻の尻を握り締めると、

「クラブん中でこいつをやけにプリプリ振ってたしなぁ・・・

誘ってたんじゃねーの?自分からよ~・・・へへへ・・・」

その豊かな肉づきを持つ妻の尻を遠慮なく揉みはじめます。

しかし妻は・・・そんな侮辱的な言葉を吐かれながらも無表情のまま、

小僧のいたずらを許していました。

「いいケツしてるもんな~・・・泪姉のは!」

話してるうち、さらに興奮したのか、

今度は妻の正面に移動するとぎゅっと抱きしめ、

そのぶよぶよした両手で妻の尻を抱えます。

「デカくて、エロい泪姉のケツ・・・オレのだぜ・・・

オレのモンだっ!」

重たげな妻の尻をぎゅっと上に上げるよう抱え込み、

爪の跡がつくほど握り締めながらそう言います。

「・・・・・・・」

胸と同様に尻の方も小僧の手によってぐいぐいと揉まれ・・・

声こそ出しませんが妻は尻の割れ目にも指を侵入させられ

刺激を与えられているようでした。

「いっぱい愛してやるからよ・・・・」

小僧は妻の首筋に顔を寄せるとチュッチュッと

音を立ててその頬にキスをし、

「今日はスペシャルな催しも用意してあるし・・・

朝までたっぷりな・・・」

もう一度妻をギュッと抱きしめ「さ、行こうぜ!」

と言って妻の腕を掴むとアパートへと向かいました。

鼻歌を歌いながらご機嫌で歩く小僧に引きずられるように

して妻は後ろを進んでいきますが・・・

「あぁ!?」

2、3メートル進んだ辺りでしょうか。

突然、小僧が驚いた表情で後ろを振り返りました。

妻が身を固まらせ・・・

小僧に逆らうようにその場に留まろうとしていたのです。

「あ~にやってんだよ、泪姉・・・」

「・・・・・・・・・」

しかし妻は小僧の問いに答えようとせず、

うつむいたまま無言で立ち尽くしています。

その様子はまるで不貞腐れた子供のようでした。

「・・・ったく!・・・・行くぞっ!」

小僧は呆れたように妻の手を引っ張って進もうとしますが・・・・

二三歩進んだところで妻はまたも逆らおうとし始め、

ついには腕を振りほどいてしまいます。

「なんなんだよっ!ったくよぉっ!・・・・

喧嘩売ってんのかっ!」

ブチ切れた小僧が妻に向かって怒鳴ると妻は小声で何かを呟きます。

「・・・ぅ・・ゃ・・・」

「あぁ?」

「もう・・・ゃ・・・・」

「「何言ってんだよっ!聞こえねーっつーのっ!」

一瞬の沈黙の後・・・・

「もうイヤって・・・そう言ったのよっ!・・・こ

、こんなこと・・・こんなことっ・・・・

あたしもうしたくないっ!」

妻はそう叫ぶと顔を上げ・・・

するどい眼光で小僧をキッと睨みつけました。



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身代わり、その31、間違いなく私の妻でした。








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身代わり、その31、間違いなく私の妻でした。

「間違いない?」

「はい・・・あの時見た白いバン・・・

間違いなくあいつの車です・・・」

車内に緊張感が走ります。

いまやハッキリと分かる距離まで近づいた小僧の白いバンは、

すぅっと私たちの車の前方を横切り・・・

アパートにほど近い、私たちからみると斜め左奥の位置に車を停めました。

一瞬、私は気づかれるかも・・・と

も思いましたがすぐにその考えを改めました。

私たちは光が全く当たらない小僧からすれば死角のよう場所に

停めていましたし、

なにより小僧が妻を同席させていたとしたらその頭の中は

妻のことでいっぱいな筈ですから周りの車に

いちいち気をつかうことなどないありません。

やがて、しばしの沈黙のあと・・・・

ガチャっと運転席のドアが開き、

手にコンビニのビニール袋を持った坊主頭の肥満児が

車から降りてきました。

(あいつか・・・・)

暑さが耐えられないのか、小僧はパタパタと手で体を

仰ぎながらフゥフゥと喘いでいます。

「あっちーなー!」

そう言って苦い表情を見せる小僧の出で立ちは、

上半身は裸で下は白い短パンという格好でした。

ぱっと見た感じ、身長は小柄で170cmも無いように感じましたが

横に広く、体重は120kgぐらいあるように見えます。

だらしなく弛んだその体は動く度にブルブルと震え、

胸は女以上に垂れており、

腹は二段にも三段にも弛みきっていました。

顔の方に目を移せば、彩ちゃんや妻が言うのが頷けるほどの

ブサイクな面でした。

太っている方でも目鼻立ちがハッキリしており痩せたら格好よく

なるんだろうなという顔とこれは痩せても無理だろうという顔の

二通りありますが、この小僧の場合は明らかに後者です。

(こんな小僧にどうして?・・・)

そう思うぐらい酷い外見でした。

しかし・・・・

「マジあっちー!」

そう言いながら助手席の方へと向かう小僧を目で追っていた私

は突然ドキリとしました。

(な・・・・なんだ・・アレは・・・・)

重たそうな体を揺らして歩く小僧の短パンはファスナーが開いており、

その中からは巨大な肉棒が顔を見せていたからです。

ブランブランと揺れるそれはうなだれたままの状態でしたが・・・・

それでもハッキリとわかるぐらい大きな物でした。

私は無意識のうちにゴクリと喉を鳴らして唾を飲み込みます。

(この位置から見てアレって・・・・どれだけの物なんだよ・・・)

遠目で見てもわかるそのデカさに驚きを隠せなかったのです。

そして・・・・小僧がそれを剥き出しにしているということは

車内ですでに何かが起こっていたことを意味していました。

夏だというのに私は自分の体が冷たくなっていくのを

感じていきます。

「おい、行くぞ!早く出て来いよ」

左側に回り込んだ小僧がボンネットにビニール袋を置き、

助手席に向かってそう言うと・・・・

ゆっくりとドアが開き、中から人影が現れました。

赤いパンプスにタイトなスキニージーンズ、

スポーティなグレーのタンクトップに身を包んだその人物は

・・・・間違いなく私の妻でした。

無表情のまま、けだるそうに長い髪をかきあげる妻に近づいた小僧は・・・・

「へへへへ・・・・」

楽しげに笑みを浮かべながら妻を一瞥すると当たり前の

ようにその腰を抱き・・・

片手を伸ばすとタンクトップの上からやわやわと胸を

揉みはじめました。

「今日も楽しもうぜ、泪姉・・・・・へへへへ・・・・」

無遠慮に揉みしだく小僧の太い指が妻の胸の形を変えていきます。

(嘘だろ・・・有紀・・・)

私は全身から冷たい汗が滲み出るのを感じました・・・・



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身代わり、その30、なぜ妻はそんな小僧に惹かれてしまったのか








身代わり、その30、なぜ妻はそんな小僧に惹かれてしまったのか?

車に乗り込んですぐ、私たちは小僧の家を目指そうとしたのですが、

「あぁっ!・・ちょちょちょ・・・ちょっと待って!」

危ないところでした・・・

よくよく考えてみれば・・・・

彩ちゃんの車をデブな小僧は知っているのです。

この車で行ったら気づかれる。。。。

そう思った私は一度家に寄ってもらいウチの車に乗り換え、

小僧の家を目指しました。

小僧の家に向かうあいだ・・・・

私の頭の中を占めていたの以下の三つの事柄です。

一つは妻の安否。二つ目は小僧に対する怒り。

そして最後、これが最も大きな物でしたが・・・・

なぜ妻はそんな小僧に惹かれてしまったのか?

という疑問です。

彩ちゃんが話してくれたことの中に妻の男性遍歴や性癖に

関しての物がありましたが、

これらのほとんどを私は妻から聞いていました。

話を私たちが付き合う前に戻しますが・・・

当時、カラオケなどに行って仲良くやっていましたが正直に言えば、

私は妻に対してあまり良い印象を持っていなかったため、

妻からのアプローチに対して

若干(妻に言わせるとかなり)及び腰でした。

そこである時、妻は私を単独で飲みに誘い、

その席で自分がいかに真剣な交際を望んでいるか、

そして自分を知ってもらいたいと思っているかを述べ・・・・

相当酔っていたというのもあったのですが・・今

までの遍歴や好みなど妻の全てを包み隠さず話してくれたのです。

まあ・・のちに妻が語ったことによれば

「いままでも付き合いたいと思った相手にはみんなそうしてきた。

それだけのことよ」とのことでしたが(笑)・・・・

当時の私はこの姿勢に好感を抱いたんですね。

彼女は大きな嘘はつかない人だと思った私は

今までの自分の考えを改めて、

きちんとした形でお付き合いさせてもらうことにしました。

それ以降、お互いに相手の意見を尊重しつつも包み隠さずに

思ったことは言うというスタンスで続けてきました。

それはもちろん夜の方も同じです。

私は彼女から聞き出した色々な「彼女の喜ぶこと」

を自分になり消化しつつ接した結果、

「私の好みを一番分かってくれている男」という実にありがたい称号を

授かるまでに至りました(笑)

しかし・・・・

それ故に私には不思議で仕方なかったのです。

彩ちゃんから聞き及ぶそのデブな小僧とやらは、

容姿も性癖も妻の好みとは全くかけ離れた存在だったのですから。

無事でいて欲しいという思いと・・・

語弊を招く言い方かもしれませんが・・・

その小僧に対する好奇心が私の心を激しく揺り動かしていました。

「たしかにそこに薬局が・・・あ、あった!・・・

ここを左折して、と・・・・」

「もう近い?」

「はい。もうかなり・・・」

「そう・・・・」

辺りを見渡すと・・・

話に聞いていた以上に怪しい雰囲気の場所のようです。

なんともいえない場の空気が私の不安感を煽り立てます。

「この先に駐車場があって、

その奥にあいつのアパートがあるんですけど・・・

どうします?この辺に車停めてそこから先は歩いて行ってみます?」

彩ちゃんは車を徐行させながら聞いてきましたが、

私はとりあえず駐車場まで行ってもらうよう頼みました。

車はシーンと静まり返る中を走り続け・・・

やがて駐車場に到着しました。

「ここか・・・」

私はあえて光の届かない死角のような場所に車を停めてもらいます。

「あそこのアパートか・・・そいつの部屋は?・・・

うん・・1階の角だね・・わかった」

私は車を降りて部屋へと向かいした。

と、なぜか彩ちゃんも一緒に車を降りようとしています。

私としては彼女は小僧に顔を知られていますし、

彼女になにかあっても困るので待っていてもらいたかったのですが、

「ここでひとり待っているのはちょっと・・」

と言うので了承しました。

古びたアパートの前に立ってみると・・・

なるほど、想像以上に禍々しい空気が漂う建物のようです。

いくつか灯りは点いているものの人気はほとんど感じられず、

ひょっとしたら誰も住んでいないのでは?

と思うぐらいひっそりと静まり返っていました。

私は小僧の部屋だという角部屋へ向かいましたが・・・・

外から見る限り明かりは点いていません。

(いない・・のか?)

ドアの前に立ち、

中の様子を窺ってみても人がいる気配はありませんでした。

ふと目を上げて電気メーターを見ましたが、

こちらも回っておらず。

「いない・・・ようですね」

「そうみたいね・・・・なんだか拍子抜けしたな」

ふぅとため息をついたあと、

ここで待っているのもなんなので私たちはひとまず車へと戻りました。

「あいつの車がないので・・・外に出ているのは間違いないです・・・」

「そっか・・・じゃあ、まだクラブかな?・・・

それか、そのままホテルに連れ込んで・・・」」

「それはない!・・・と思いますよ」

「なんで?」

「だって、あいつお金なさそうだし・・・」

「ふ~む・・・・」

(難しそうだけど・・・やっぱりクラブに行くか・・・)

そう思って外をぼんやり見ていると・・・

遠くの方から明かりがこちらに向かってくるのが見えました。

(ライト?・・・車?・・・・)

目を凝らして見ているうち、

暗い闇の中を走るそれの排気音が聞こえてきます。

(間違いない・・・車だ・・・ってことは・・・あれか?)

確認してもらおうと助手席に座る彩ちゃんを見ると・・・・

「あ・・あいつの車です・・」

血の気の引いた顔でそう言いました。








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