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寝取られの果てに、その2、結婚以来、妻が挿入でイカない。







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寝取られの果てに、その2、結婚以来、妻が挿入でイカない。

鋭利に切り立った段差の部分は赤黒く、私の物と比較すれば、

妻の目には、サイズも形状も同じ男性の物と思えないほどに、

違って見えていることでしょう…

画面に見入っている妻の目が、幾分、潤んだように見えたのは、

私の欲目だったのでしょうか…

「でも、売買は違法でしょ…立花さん、大丈夫なの?」

声が、少し、うわずっています…

しかし、妻は画面の中の行為には、一切、触れようとしません。

そういう不自然さが、かえって、妻の動揺を表情に浮き立たせていました。

「大丈夫さ…そりゃあ、立花君だって、

バツイチの身を持て余すことだってあるだろうし…

営業をしていると、この種のDVDを得意先から、ねだられることが、

よくあるらしいんだ…」

「営業マンって大変なね…」

「それにしても、君によく似てるなあ…」

そろそろ、妻を画面の中に引きずり込まなければなりません。

「そんなに似てる?」「ああ、立花君がそう言ってたよ…

奥さんに体型も、雰囲気もそっくりだって…」

女が亀頭部分をかっぽりと、口に呑み込んだ。

あまりの窮屈さに、唇が張り裂けんばかりに薄くなっている。

妻が一瞬画面から目を反らせた…

「三枚、貰ったんだが、立花君、この一枚だけは、返してくれって…

ふつう、得意先には進呈するらしいのに…」

妻の目が、再び画面に釘付けになっている…

立花というのは、塗料の納品業者です。

自宅のわきのプレハブ倉庫によく出入りし、

私の留守中などは、妻が応対していましたから、

元々、二人には面識以上のつき合いがあったのです。

むろん、仕事上のつき合いに限ったことですが…

当時、立花は妻より二つ下の37歳、明朗快活で、屈託のない男でしたが、

唯一の欠点は女癖の悪さ…営業マンと言っても、

塗料屋の社長の甥っ子ですから、

女性に関しては、社内でもやり放題なところがあったのでしょう、

以前に社長がこぼしていたのを聞いたことがあります。

バツイチとなった原因も、そんなところにあったのではないかと、

私には容易に推察できました。

寝取られ系の私と、女癖のよくない彼…

私が、妻と立花を結びつけて考えるようになったのは、

自然な成り行きだったのです…

塗料屋の甥っ子という身元の確かさが、私の決断を早めました…

「立花君、今夜、駅前あたりで一杯どうだい?

接待しろと言ってるんじゃないよ…僕が奢るよ…」

「いいですねぇ…それじゃ、あと一軒納品してから、

トンボ帰りしてきます…」

話はトントン拍子です。

駅前の割烹屋で寄せ鍋に向かい合い、私は苦悩を滲ませながら、

少し、芝居掛かって切り出しました。

「君、DVD、手に入らないかい?」

「DVDって、どんな?」

「あっちのほうのさ…無修正の…」

「それなら、お安い御用ですよ…家に5、60枚くらいあります…

どんなのがいいんですか?」

「四十歳前後の素人っぽい主婦と、巨根の絡みが見てみたい…」

私は単刀直入に言いました。それから、

悲愴な顔でこうつけ加えたのです…

「結婚以来、妻が挿入でイカないのは、私のサイズのせいかなと、

最近になって、思い始めたんだ…」

立花の眼が一瞬、キラリと光ったのを私は見逃しませんでした。

「それと、もうひとつ…こんなこと君にしか頼めないけど…

早漏の塗り薬が欲しいんだ…」

「どうだろ、薬局にあるんじゃない…行けば?

俺には用無しの薬だから…」

立花の口調の中に、私に対する侮蔑の意思が、色薄く混じり始めていました…

もう、引き返すことはできません。

「それじゃ、DVDだけでも宜しく頼むよ…」

「奥さんもご覧になるんですか?」

「むろん、そのつもりだよ…」

「わかりました…乗り掛かった船です、塗り薬のほうも、

こちらで手配して、明日にでも店のほうに持参しましょう…」

私には、立花が食いついたという、手応えがありました。

早漏の塗り薬など、過去に何度も試していて、その効能が、

気休め程度に過ぎないことを私は知っていたのです…

私の今回の目的は、女好きな立花の情欲に火をつけることでした。

DVDを話のきっかけに、私が早漏で、

ペニスのサイズに劣等感を持っていることを、

自然な形で彼に伝えられればよかったのです。

妻が挿入によるオーガズムを知らないという事実は、

彼に、少なからず、インパクトを与えたに違いありません。

その日から一週間後…

「もしもし…立花君、この前は、手数を掛けてすまなかったね。」

「日頃、お世話になっているお返しですよ…ご覧になられましたか?」

「目の保養になったよ…」

「奥さんもご一緒に?」

「それがね…」

「どうかしたんですか?」

「かなりショックを受けたようでね…見終わったあと、

すぐには立ち上がれないほどだったんだ…

なにせ、私以外の男を知らない女だから…」

「そうでしたか…奥さんに悪いことしたみたいだな…気が咎めますよ」

「いや、心配は無用だよ…昼間、私に隠れて、

妻が、そのDVDを観ている気配が

あるんだ…書棚に挟んでいたんだが、

毎日、挟んだ位置がずれているんだ…

本当に、女心って分からないもんだよ…」

「へえ~怖いもの見たさかもしれないですね。」

「大きいもの見たさじゃなければいいんだが(笑)それと、

うっかり口が滑って、君から借りたことを妻に話してしまったんだ…

そしたら、急に怒りだしてね…私が見ただなんて、絶対、立花さんに

言わないで頂戴!って、凄い剣幕だったんだ…女のプライドなんだろうね…」

「知らない振りをしてればいいんですね。奥さんが巨根を見たことを…」

立花が、はっきりと巨根という言葉を口にしました。

「そういうことだよ…」

声をうわずらせながら、私は、股間に熱いものを感じていました…


舞台は整いました。

すでに、妻を浮気へと走らせる、誘導のクサビは、その心底に何本も

打ち込んであります。

その詳細を今ここでは書くことをしませんが…

あとは、導火線に火をつけるだけでした。

妻に初めてDVDを鑑賞させた夜から数えて十二日後…

私は、立花に塗料の注文を掛けました。

早急に入り用な商品ではなかったのですが…

「注文はそれだけだ…明日、午前中にまでに頼むよ」

「それなら、十一時くらいでどうでしょう?」

「それでいいよ…私は、所用があって夕方まで帰れそうもないんだ…

近いうちに、また一杯やろう、この前の埋め合わせもあるし…」

「わかりました…楽しみにしていますよ(笑)」

通常、倉庫には施錠がされていて、納品の場合、業者は先ず、

鍵の保管されている自宅のほうへと向かわなければなりません。

私の留守中、応対するのは妻です…



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