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運命、その3、元彼からのメッセージ








運命、その3、元彼からのメッセージ

元カレと逢う数日前までは、
私の強引さが家内を仕向けてるという図式を保てました。
家内は嫌がりながらも、
私のために同意してくれいるということです。
しかし、
その日が近づけば近づくほど私は不安に駆られます。
私の早漏は悪化の一途たどり、
家内の興奮は、心の奥深く宿っていきました。
当日の私の狼狽ぶりは、目に余るものでした。
取り繕っても、家内にはお見通しであったと思います。
逆に家内は落ち着き払っていました。
家内の心情を察するに、
常に私との性行は不完全燃焼であったと思います。
そこへ、主人からの前交際相手とのSMの強要は
うわべは嫌がりながらも、心の奥では期待していたはずです。
私に無理矢理行かされる図式は、
そんな家内の罪悪感を帳消しにしていました。
しかしここまできて私が嫌がれば、
家内は自分で行きたくて行くことになる。
であるからして、そんな家内の落ち着きは、
実は『しらけ』だったのかもしれません。
家内は、
「彼とは、今までもそんなにスゴイことしてなっかたから安心して」
と言いました。
私を安心させようとしたその言葉はの奥に
隠れた意味があったわけです。
行ってほしくない旦那と行きたい妻、これが本当姿だったと思います。
家内は一人で逢うことになっていました。
私のことは彼には内緒のままです。
マンションの扉が閉まり、静けさが訪れると
どうしようもないほどの後悔の念に襲われました。
家内はどうしているのか。想像が止みません。
自分から誘った女はどんな顔で、男と会うのでしょうか。
自尊心がこびることは許さないでしょうか。
甘えたふうでもなく、
楽しそうに振る舞うでもなく、毅然と少しきつい態度でしょうか。
男に欲望を見透かされながらも、
いつものように理性的な主婦として振る舞うのでしょうか。
そんな分かり切った芝居を男はどれぐらい許すのか。
家内の仮面が剥がれ、欲望がほとばしる瞬間を夢想しながら
何気ない話しつきあう男の気持ちは。。。
長い夜は始まったばかりでした。
2時間も立てば、もうソロソロ始まってるなと思うわけです。
胸苦しさで、たまらない。
ペニスをいじる気にもなれないんです。
本も読んだところで、字を追うだけで頭に入らない。
テレビもダメ。
飲み慣れないウイスキーをこれでもかと飲む。
目が回るほど飲んで、そのままソファーで寝てしまった。
午前3時、家内の夢を見てハッとなって目が覚める。
後ろ手に縛られてベッドに突っ伏している家内の肛門に
ペニスを突き刺す男。
家内の喘ぎ声もまだ耳に残っていました。
狂おしいほど家内を抱きたい。そう思うのです。
勃起はしないが、亀頭が疼きました。
抱き合いながら、
柔らかく、熱いオマンコに挿入したい。
今度は家内の帰りが待ち遠しくて堪らなかった。
家内が帰ってきたのはそれから3時間後。
呼び鈴が鳴って玄関を開けると、家内が立っていました。
一目見て、異様であることに気付いたのです。
膝上まであるコートの裾からは生足がでていました。
首元はコートの襟しかなく、寒々しく見えました。
辛そうな表情が余計にそう見えたのかもしれません。
予感は当たりました。クローゼットの前でコートを脱ぐと
その下は裸だったのです。
家内の白い肌は、麻縄で彩られていました。
これは彼氏から私へのメッセージです。
私のMな部分を強烈に刺激しました。
寝取られることで興奮する自分を気がついたのです。
私は完全に勃起していました。
上半身は亀甲縛りになっているその麻縄は、
へそのところから2本になってまっすぐ降りて股間をくぐり、
背中で結んでありました。
股間をくぐる縄には3つの結び目があり、
家内の敏感な部分に当たるようになっていたのです。
下腹部の毛は綺麗に剃られ、
最初の結び目がオサネに食い込む様子がよくわかりました。
目を伏せていた家内は、か細い声で
ほどいてと申しました。
背中を向けると、そこにはおびただしいほどのムチの後がありました。
震える手でほどき、
縄模様のついた体を抱きしめ、家内の名前を言いました。
けれど魂が抜けてしまったように、家内の反応はありません。
私がベッドに押し倒すと、
家内は、痛むのでやめてほしいと拒み、
それっきり口を開きませんでした。
そんな家内の素っ気ない態度に、
どうしようもないほど興奮したのです。
黙って従う自分に背筋がゾクゾクとし、髪の毛が総毛だつようでした。
寝入ってしまった家内をよそに、
私は紙袋に入った家内の下着のにおいを嗅ぎ、オナニーにふけりました。
翌日目覚めた家内は、何かが違いました。
一夜にして、二人の仲は変わってしまったのです。

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