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裏切った妻、その6、ごまかし


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裏切った妻、その6、ごまかし

「今日だ。偶然お前の車を見つけた」

「・ ・ ・ そう・ ・ ・ 」

「どうするつもりだ」

「・ ・ ・ どうしたらいいの」

「俺がどうこうして欲しいわけじゃない。自分で考えろよ」

「・ ・ ・ じゃあ、もう会うのやめます」

「それで?」

「・ ・ ・ それだけ」

「あの人、独身だろ。一緒になることは考えてないのか?」

「それはないわ」

「どうして?」

「別に好きじゃないから」

「じゃあなぜ会ったんだ」

「・ ・ ・ 」

「セックス目的か」

「・ ・ ・ 」

「いつから会ってたんだ?」

「・ ・ ・ 」

妻はあっさりと認めました。

しかしこの後、何を言っても何を聞いても妻は

口を開こうとはしませんでした。

返事をしないという態度は苛立ちを募らせます。

妻はそんなに勝気な性格ではありませんが、

この時ばかりはかなり強い意志で口を閉ざしていました。

『いつかはばれる』ということを覚悟していたのでしょう。

私は妻との会話は成り立たないと思い、

この日はすぐに会話をやめました。

翌日、妻の相手をした男、

先輩のもとに行くとすでに話を聞いていたようで、

私の顔を見てすぐに

「今日、定時後時間とっておいてくれ」

と言われ、待ち合わせの場所も決めて会うことにしました。

妻からすぐに連絡が届いているかと思うと尚更ムカツクものです。

その日の仕事は通常通りこなしましたが、

社内で妻の姿を見かけると怒りの感情が込みあがって

仕方ありませんでした。

定時を過ぎて待ち合わせの場所に行くと、

その男以外にもう一人の先輩もいました。

喫煙所にいた先輩です。

そのまま近くの店の個室に入り、生ビールがでてきて、

軽く口を当てると先方から切り出しました。

名前を出すまいと思っていましたが、

話が分かりにくくなりそうですから今更ながら名前を出しますが、

この2人のうち、ラブホに行っていた方が新垣、

もう一人が江口です。

江口が場をとりなすような口調で

「お前の嫁さんのことでいきさつを説明しようと思っている。

いいか?」

と言う言葉に私は頷きました。

話の出だしは私と妻が出会う前に遡りました。

「どこまで知ってる?」

「まあ、妻が新垣さんとできてるってことですかね」

トゲのある言い方をしたのですが、新垣は何も言いません。

少し間をおいて江口が話しだしました。

「お前が会社に入ってくる前に、

コイツ(新垣)とお前の嫁さんは付き合ってたっていうのは

知っていたか?」

「詳しくはしりませんが、

それらしいことは周りから聞いたことがあります。

だから、新垣さんは妻が私と付き合う前の彼氏かなとは思ってました」

「それもちょっと違うんだ。

いや正確に言うとお前の嫁さんんは

別に付き合ってた彼氏がいたんだが、

コイツとも並行して付き合ってた」

「それって新垣さんと浮気の関係ってことですか?」

「まあ、言い方にもよるけどな。

お前の嫁さんは入社前から付き合ってる彼氏が

いるってことを周りも知っていた。

しかしコイツともいい関係になっていたので、

周りは彼氏と別れてコイツと付き合いだしたと思ってた」

「二股かけられてたってことですか?」

「だから、二股なのか浮気なのかは分からないし、

それにその彼氏っていうのといつ別れたのかもまったく知らない。

この頃はコイツなりに真面目に交際していたし、

いつか自分だけに振り向いてくれることを願って付き合ってたんだ」

「そこで僕が登場したって訳ですか」

「そう。だからお前がいい関係になってるって噂はすぐに広まって、

コイツはそれであきらめたんだ」

「でも続いてるじゃないですか」

私はそう言ったものの、この時にはだんだんと江口、

新垣の言いたいことも解ってきていました。

浮気をしていたことを情で済ませようとしているのでしょう。

「俺は、脚色して言うわけじゃない。

こうなったいきさつをそのまま話していることを信じてくれ」

江口は落ち着いた口調で話しを続けます。

「話は戻るが、実際はお前とコイツが重なってた時期もあったんだ。

ただコイツは自分から身を引いたんだけどな」

「じゃあ先日もこうやって何かあったってのはどういうことなんですか」

「時期的には、お前たちが結婚して子供が生まれた後くらいだったかな」

「育児休暇中ですか?」

私は子供が生まれた後の1年間取得できる育児休暇中に

何かあったのかと思って尋ねました。

「いや、違う。その後だ。

嫁さんが会社に復帰してきてちょっとしてからだ」

続けて江口は説明しました。

江口はそれまでの口調とは明らかに違って、

声のトーンを少し落として言いにくそうに話しました。

「・ ・ ・ お前の嫁さんに対して職場復帰の歓迎会があってな ・ ・ ・

そこで新垣も参加してたんだ」

「その時に何かあったんですか?」

「その日、一次会でお前の嫁さんは帰ったように見せかけて、

新垣に誘われて二人で抜けたんだ。

ただ、お前の嫁さんは結婚したこともあって、

不倫するわけにもいかないと思い、近場で飲もうとしたが、

結局は新垣の部屋に連れて行ってしまったんだ」

「いきなり妻はハイハイと部屋まで着いていったんですか?

いきさつは正直に話してくださいよ」

「・ ・ ・ 」

言葉を失った江口の替わりに新垣が割り込みました。

「いや、二人きりはダメだと拒まれたんで、

抜けだす時に江口も一緒に三人でって条件で説得したんだ。

江口はそれから電話で呼んだんだよ。」


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裏切った妻、その5、ラブホの写真を妻に見せます。

子供の手前、妻に何も言いませんでした。

しかし、何を言えばいいのか、

どう切り出せばいいのか思いつきませんでした。

その日の夜、ベッドの中で妻の背中をトントンと軽く叩きました。

私たちのセックスの合図です。

お互いが自分で裸になって、向かい合います。

普段であればここで前儀をするのですが、

私は妻に騎乗位で私の体の上にまたがる様に指示しました。

妻は自分の陰部を当てながら、

半立ちの状態の私のモノを手で上下にしごいていました。

少し硬くなった状態になると、

妻は私のモノを体の中に受け入れてゆっくりと

腰を前後に動かしだしました。

しかしというか、やはりというか、

いつもなら濡れ方にもう少し時間がかかるはずなのに、

溢れてしまって私をすんなり受け入れました。

妻は体を安定させるために私の両手を握って、

腰を前後にも上下にも動かしています。

私のモノに伝わってくる妻の中が、いつもとちょっと違います。

説明するのは難しいのですが、

私を包み込む妻の入口から子宮へと続く通り道に、

ほんのわずかなんですが、妻の感触に違いがあるのです。

妻の中に隙間があるとか、ゆるみとか、、、、、そんな感じです。

『男のモノが大きかったのか・・・』

『興奮していたのか・・・』

頭の中にこういった言葉が浮かぶのは自然なことなのでしょうか。。。。

私は妻にかける言葉を探しましたが、言葉がみつかりませんでした。

妻はキャシャな体でセックスは受け身、一度逝ってしまうと、

何度も何度も逝ってしまいます。

ですから一度上り詰めてしまうと、ずっとそのまま感じ続けてくれます。

しかし、この時は少し疲れた様子で私の方へ体を倒してきて、

少しかすれたような声で私の耳元でささやきました。

「・ ・ ・ いいよ  もうイッて ・ ・ ・ 

なんだかイキそうにない      」

他の男とやるだけやってきてこのセリフかと、

頭にカッと血が上りました。

ベッドの枕元の棚に置いてある携帯を取ると、

その日に撮影したラブホの駐車場の写真を妻に見せつけました。

妻は騎乗位の姿勢で体を起こしてから携帯の画面を見つめたとき、

妻の中が一瞬キュッと締まりました。

すかさず私は問いました。

「どういうことか、説明してくれるか」

妻はしばらくしてから大きくため息をつき、

私の体から降りてそのままベッドの上に座りました。

「いつ撮ったの?、、、、、」  

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裏切った妻、その4、ラブホに妻の車を見つけました

私はこの翌日の帰宅途中に妻が停車していた駐車場へ赴き、

また妻が行動した時に備え、見張りやすい場所を探しておきました。

意外だったというか、その日はすぐにやってきました。

この前妻が怪しい行動を取ってまだ数日しか経っていないのに、

妻の車が自宅とは違う方向を走っていたのです。

前回からあまりに日が開いていなかったので、

『浮気ではなく本当はスーパーに寄っているだけなのか?』

とさえ思いました。

現場をこの目で見なければ意味がありません。

妻が会社を出て15分くらい経ったでしょうか、

私は妻を追いかけるように会社を後にしました。

この日は雨が降っていたのですが、

私は傘もささずに小走りで自分の車まで行き、

運転席に座って妻の車の位置を確かめるために

リクエストをかけてから、すぐに車を走らせました。

いつものように少し間があってから妻の位置が返されてきました。

思った通り、この前の駅の近くでした。

何度か確認してみましたが、妻の車は動きませんでしたので、

すでに停車しているのでしょう。

しかし、この前の駐車場ではありません。

少し地図に誤差があるので、そのためかと思いました。

妻が停めたと思われる駐車場は

2~300台くらい停められる大きな駐車場です。

私は駐車場の外の位置にいったん車を停めて、

助手席の窓越しに妻の車を探しましたが、

雨で窓ガラスが濡れている上、

非常に視界も悪く見つけることができませんでした。

妻が止まって15分は経過していたこともあって、

すでに妻は車の中にはいないと思い直し、

駐車場の中に車を入れて探してみましたが

妻の車は見当たりませんでした。

今の妻の車を示している位置とこの駐車場では、

確かに誤差がありすぎます。

画面上の位置に車を向けるとコンビニに来てしまうのですが、

その駐車場に妻の車はありません。

ですが、そのコンビニの隣には薄いピンク色のラブホがあるのです。

私はその建物の駐車場に入ることに少しためらいましたが、

さすがにここで引き下がることはできませんでした。

妻の車が止まって、すでに20分は経っているはずです。

私はラブホの駐車場に進入すると、

さほど広くない駐車場に探すまでもなく妻の車を見つけました。

その隣に見覚えのある車、会社でよく見る先輩の車でした。

先輩の車はひとつ型が古いドイツ製の大衆車で、

見間違うことはありません。

震える手で、妻の車と先輩の車を携帯のカメラに納めると、

私はその場を離れました。

そして少し離れた位置に車を停めて、

私はまたそのラブホの出入り口付近を影から見ていました。

妻の帰宅時間を考えるとそんなに長くここにいれるはずはないのです

夏とはいえ、雨のせいか心境のせいかわかりませんが、

鳥肌が立ちとても寒かったことを覚えています。

しばらくすると先にその男の車が出てきて、

その30秒後くらいに妻の車が出てきました。

妻は恐らくスーパーにでも寄るのでしょうが、

私が先に寄っていた大きな駐車場に車を回しましたので、

それを確認した後に私は自分の車に戻りました。

『どうしようか』と思っても何も思いつきませんでした。

少しあけた運転席の窓の隙間から細かい雨が入ってきましたが、

普段は車の中で吸わないタバコに火をつけました。

このタイミングでようやく冒頭の10年前の喫煙所の出来事を

思い出したのです。

私が喫煙所に入ったとたんに、霧散した先輩たち。

『こいつと二人で飲んでた時のくだらない話だから』

と言っていた先輩ではなく、そう言われていた方の先輩。

その男が乗っている車が、ひとつ型が古いドイツ製の大衆車。

妻の浮気が確定し、浮気の相手が確定し、、、、、

家に帰るとリビングで子供がひとり宿題をしていました。

私が帰宅して10分後に妻が帰宅しました。

「あら、早かったね」

そう言った妻の手には、スーパーの袋がありました。

いつも行くスーパーと同じチェーン店なのですが、

いつものスーパーとは場所が違う駅前のスーパーで

あることは分かっていました。


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裏切った妻、その3、妻の行動を思い浮かべます。


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裏切った妻、その3、妻の行動を思い浮かべます。

今までの妻の行動を振り返りました。

ソファの前のテーブルの上に置かれた缶ビールを

見つめながら軽くため息をつき、

他におかしいことがなかったかと考えます。

冬に、『バーゲンに行くけど、

ゆっくり見たいから私について来なくていい』

と言って、丸一日出かけたこともありました。

あの時は洋服を買って帰ってきましたが、

男と会う時間は十分とれたはずだと思います。

銀行に行くとか言って、

急に午前中仕事を休んだ時もありました。

あれはいつ頃だったか、、

その時も相手が合わせて休めば、会うことも可能なはずなんです。

いや、こんなことまでしなくても妻が私の目を盗んで

行動しようと思えば

、長時間でなければいつでも可能なはずです。

そう考えていると、

妻が風呂に入っている音、洗面器に湯を入れて、

体にかける水の音が聞こえてきました。

私はすぐにソファから立ち上がって、寝室に行きました。

ドレッサーの前に妻のバッグが置いてありました。

この中に携帯電話があるはずです。

私が携帯を見たことを妻にばれないようにするためには、

すべてを元の状態に戻さなければなりません。

このバッグの置かれた位置や向き等の状況を確かめました。

ファスナーが1センチくらい閉じしろを残してあります。

うっかり私が全部閉じてしまえば

見られたことが分かるようにするため、

わざと1センチ開けておいた妻の仕掛けではないか、、、、

とさえ考えてしまいます。

このファスナーを開けると、

横の方に入っている携帯がすぐに分かりました。

ここで携帯の置かれている左右上下の向きやストラップの位置を

確認しました。

妻の携帯を取り出し、折りたたまれている画面を開くと電源は

切れた状態になっていました。

電源ボタンを押すと、

電源が入って待ち受け画面に子供の写真が出てきます。

そして画面の充電サインを確認すれば、

十分電池量は残っていました。

『電池が切れた』のではありません。

タクシーに乗って電話を掛けてきた妻は、『電源を切った』のです。

これも追求すれば、『誤って切ったのかも』と答えるのでしょうし、

逆に自分を正当化してこちらが覗いたことを非難するでしょう。

さらに案の定というか、

妻の携帯はメールの送受信と電話のリダイヤル履歴、

着信履歴もすべて消されていました。

電話の登録名簿を見ても、誰が相手かわかりませんから、

これは途中で調べることをやめました。

ここまで確認すると急いで元の状態に全てを戻して部屋をでました。

ソファに座り直して缶ビールにクチをつけました。

『妻はタクシーに乗ってどこに行ったのか?』

『何をしていたのか?』

これらはもう分かりました。

確定的証拠はないものの、

間違いなく他の男に抱かれていたはずなのです。

それよりも『妻は誰と会っていたのか?

』と言うことが気になりました。

そうこう考えているうちに、

妻は風呂からあがって髪をタオルで乾かしながら私が

座っているソファの横に来ました。


妻は少し聞きにくそうに、

セックスをするのかしないのかを訪ねてきました。

「ねえ、、どうするの?」

返事をしない私に、

「あまり機嫌よくないみたいね、髪乾かしたら先に寝るからね。」

そう言って脱衣所の洗面台へと戻って就寝準備をしていたようですが、

そのまま私のいるリビングには顔をださず、寝室へ入って行きました。

高まった感情を表すかの様に、

私は飲みかけの缶ビールを一気に飲み干して立ち上がると、

そのまま寝室に行きました。

妻はベッドでもう寝ていましたが

、私は妻に掛けてあった布団を乱暴にはがしました。

「なに?? 寝てたのに。。。。」

「脱げよ」

「するの? さっき返事しなかったじゃない。。。」
「ごちゃごちゃ言うな!」

「・・・もう。。。全部? 下だけでいいでしょ?」

私が何も言わないうちに、妻は下半身だけ脱いで、

ノーブラTシャツの姿になりました。

いつもと違って部屋の照明を点けたままにして、

私は体勢をずらし、すぐに妻の両膝を立たせてその裏に手を添え、

妻のあそこに顔を近づけると、

「ちょっと、いやらしいよ、電気消してよ」

と言われました。

私は妻の声に返事もせずに観察しました。

クリトリスも陰唇の内側もいつもより赤味を帯びていて、
、、、
急に現実感が襲ってくると、

とてもその部分を舐めあげるなんてことはできませんでした。

私は体を倒すように妻の横に仰向けに寝転んで中断すると、

妻は

「しないなら寝かせてよ。飲んで疲れてるのに」

と、苛立ったような声を出しました。

こうなってしまうとお互い義務的なセックスしかできませんから、

「今日は止めとこう」

と言ってまた寝室を出て行くと、

「さっきからなんかおかしいよ、文句があるなら言ったら!」

と妻から背中越しに言葉を浴びせられました。

それから、私は2、3日の間、

妻の行動をどうやれば監視できるのかだけを、

ひたすらに考えてました。


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裏切った妻、その2、限りなくブラックな妻







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裏切った妻、その2、限りなくブラックな妻

結局、妻は23時をまわった頃に帰ってきました。

タクシーに乗って2時間過ぎています。

「ただいま。」

当然私も機嫌がいいという訳ではありません。

「遅かったな」

そう妻に言って返事を待ちました。

「そうかね。いつも通りでしょ。」

「電話してから随分経つじゃない」

「ああ、だってあれからすぐ終わるかと思ったら、

なかなか終わらなくて。」

「2次会か何か連れて行かれたのか?」

「行ってないよ、終わってすぐ帰ってきたよ」

「誰かと一緒に帰ってきたのか?」

「質問ばかりするのね。何かあったの?」

何か察したのか、妻がこちらの様子を勘ぐりはじめたので、

ごまかしだすとやっかいだから、

私は感情が顔に出ない様に気をつけました。

「いや、雨が強かったから、帰り道を心配したんだけどね。」

「そう、ありがと。

今度から心配させないように雨が降ったらタクシーで帰るね。」

「お前、携帯の電源切れてないか。」

「え? ・・・・ あれ ほんとだ、充電切れたのかな。ごめん。」

妻は、私に聞かれたこと以外は自分から話すことをしませんでした。

ボロが出ないようにしているのかもしれません。

「お前、俺に電話してきたとき、何してた?」

この私の質問で、妻は私から目を逸らし、さっと反対を向いて

「だから宴会中だって。着替えたいから、風呂に入ってくるね」

そう言って、いったんテーブルに置いてあったバッグを

手に持って寝室に行きました。

私はすぐに立ち上がり、妻を追いかけて部屋に入りました。

閉めた扉がすぐに開いたので、妻は驚いて振り向きました。

「なに? どうしたの?」

「ちょっと向こうを向いて。」

そう言われて私に背中を向けて立った妻のスカートを少し

乱暴に巻くし上げようとすると、

「やだ、、、ちょっと待って、、、」

と妻はスカートを押さえました。

「どうしたの?、、、、したいの?、、、、

分かったから、お風呂に入ってからね、、ね、、」

私は妻の背後から左手でウエストを抱きしめ、

右手をスカートの下から突っ込むとすぐにストッキングの

上から差し入れました。

ストッキングの締め付けが少し邪魔でしたが、

右手を下へ下へ入れていくとすぐに下着にたどり着きます。

下着と肌の間に指先を伸ばした手の平を滑らせこむと、

中指、人差し指、薬指が妻の陰毛に触れました。

妻は抵抗して、その場に座り込もうとしましたが、

私が抱きしめているのでそうはできません。

背中を丸めて、両膝を強く閉じて両太ももを密着させ、

私の手があそこまで届かないようにしていました。

妻は抵抗して腰を引いて体を折ってしまったので、

私も妻を支えきれなくなり、

後ろから覆いかぶさるような感じでそのままベッドに

向かって倒れこみました。

ベッドの上で私から体の自由を奪われてしまった妻は、

それでも抵抗していましたが、

「動くな!」

と私に言われ、半ば諦めたようにじっとしました。

それでもきつく閉ざされている妻の太ももの隙間に向かって、

私の右腕に力が込められます。

「ちょっと、待ってって、、、ちょっと、、、」

妻の下着の中の右足の付け根にあった中指を、

クネクネとさする様に動かして妻の陰部をたどり当てた時

、妻の体から力が抜けたので逃さず右手を太ももの隙間に

こじ入れました。

こうなると私の手の平にはざらっとした妻の陰毛があたり、

すでに私の指先はあふれ出ている愛液を

確かめることができました。

人差し指と薬指を使って愛液に浸された左右の陰唇を開き、

中指がその中央をゆっくりと膣口までたどっていくと、

妻の女性器はすでに受け入れが十分可能な、、、、

開いた状態であることが分かります。

男を受け入れたばかりなら、

閉じきれていない状態と言うほうが適切なのでしょう。。。

もう何も考えるまでもなく、

さっきまで体の中に挿入されていた跡が分かってしまうほど、

その部分は濡れ開き、

悦びに打ち震えていたことを想像させてくれました。

自分の妻ですから、触ればその状態が分かってしまうのです。

私の右手には、下着の中にこもっているじっくりとした

熱までもが伝わっていました。

私は右手を引き抜くと、

妻を押し離すように起き上がって部屋を出ました。

私はショックを受けながらも冷蔵庫から缶ビールを取り出し、

静かにリビングのソファに座りました。

この時点では妻はまだ浮気を認めたわけでは

ありません。

ですが私の中では『限りなく黒』でした。

妻の矛盾する言葉を盾に妻を責めた場合は、

何らかの言い逃れをする可能性を考えました。

『あなたには言ってなかったけど、

昔の友人がたまたま地元に戻ってきてたから、

コーヒー飲んできた』

なんてことを言われた場合、どうしようもありません。

どうすれば、言い逃れができない状況になるのか。。。。

どうすれば、証拠を押さえることができるのか。。。。


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